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一一五七（保元二年）生。
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顯順王
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永暦二年（一一六一）正月五日、從五位下に敍される（王氏爵。寛和御後）。五歳。
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『山槐記』永暦二年正月五日戊寅（東京大學史料編纂所所藏『柳原家記録』第四十三巻『私要抄』所引）
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廣橋家舊藏記録文書典籍類 H-63-355 『夕拜部類 敍位儀』
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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仲資王
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仲資と改名。
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承安三年（一一七三）正月五日、從五位上に敍される。十七歳。姉妹の信子女王が六條院の即位式で褰帳を勤仕したことへの父 顯廣王の賞の讓による。
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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安元二年（一一七六）十二月五日、父 顯廣王の讓により、神祇伯に任じられる。時に從五位上。二十歳。
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『顯廣王記』安元二年十二月五日丙子
除目也。讓伯於大夫【仲資王】了。朝恩無極也。年廿。位從五位上也。父祖十九歳任之。僕【顯廣王】於七十任之後、十二年于今也。年齡者高祖之例、位者僕例歟。
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『皇室制度史料 皇族一』八九頁。『伯家五代記』に不載。
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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治承元年（一一七七）八月八日、神拜のため西宮の廣田社へ參向。同月十四日、歸京。
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『伯家五代記』所引『顯廣王記』治承元年八月七日「甲戌【柳原本】」
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『伯家五代記』所引『仲資王記』治承元年八月八日「乙亥【柳原本】」
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『伯家五代記』所引『仲資王記』治承元年八月十三日
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『伯家五代記』所引『仲資王記』治承元年八月十四日
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治承二年（一一七八）正月五日、正月敍位において、兄 顕綱王と王氏爵の擧を爭う。結局、この年は王氏爵は行われなかった。
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『玉葉』治承二年正月五日（庚子）「敍位事。執筆余。初度」「敍位議」「頼業令申條々事」
一、王氏爵事
往昔第一親王擧之。中古以來、諸王之中爲長者之者擧之。年來神祇伯顯廣王所擧也。而出家之間、今年有違亂。其故者、顯綱王（顯廣嫡男）依□【イ爲】位階上臈上擧状。仲資王（顯廣二男。即顯綱弟也）當時依父讓執務彼氏事。又稱爲神祇伯上擧状者。兩人共擧事、古今未聞。然而外記不能進止。臨期奏事由可左右云々。
愚案。依神祇伯不可擧王氏爵。仲資王申旨可謂濫吹。抑往代被下宣旨所擧申也。何有自由之論哉。
･････
次余【藤原兼實】欲敍王氏之處、申文不見硯筥。仍申關白【藤原基房】。々々云。『可問外記』。余召男共。藏人參入。仰光能朝臣可召之由。光能參上。居長押下。余云。王氏爵名簿不見硯筥如何。可問外記。光能退下之間、余申關白云。『且敍藏人如何』（敍二省之後、或先敍王氏、或先敍藏人、共有例。而康和四年『殿暦』云、二省之後必可敍王氏云々。又關白云、先可敍王氏也。仍雖存此儀、事依可遲々、且敍他者。是又故實也）。關白云。『可然』。余問申其名。關白云。『長俊【源】』（一臈檢非違使）。余取續紙・筆等敍之（源朝臣長俊。尻付曰藏人。書式部上、不置其間也。先敍王氏之時、置中一行書之。爲敍藏人也）。置筆・續紙等。
此間光能參上、申云。『顯綱王・仲資王兩人共上申文。可隨御定』。即申文二通進之。余取之置前、申關白。々々云。『可問子細於外記』。余仰此旨。光能退下、即歸參、申外記申旨（今朝頼業如示余）。關白云。『先例可擧氏爵之由被下宣旨之後所擧申也。今兩方上奏状如何』。外記重申云。『先々數年之間、有不被敍王氏之例。然者今夜不可有沙汰歟。可在御定者』。關白云。『自由上擧状太無謂。後日可有其沙汰者』。仍余返給名簿二通於光能朝臣了。
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『山槐記』治承二年正月五日
又聞。王氏申文不入筥文。執筆被問外記。申云。『顯行【顯綱王の前名であろう】以云位階上臈放擧。仲資以云正親正【神祇伯の誤りであろう】又放擧。仍申文二通出來。爲隨仰所不入也』者。執筆被仰云。『先例如何。又不奉宣旨猥各放擧、不可然歟』。外記申云。『先例不分明。可在勅定。放擧事、近代不承殊宣旨。只上臈致自由沙汰可被擧也』者。今夜無沙汰被止王氏爵。
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治承二年（一一七八）九月十二日、西宮へ下向。十月五日、歸京。
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『伯家五代記』所引『顯廣王記』治承二年九月十二日
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治承三年（一一七九）正月五日、正月叙位において、兄 顕綱王と王氏爵の擧を爭う。王氏爵は行われず。
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『玉葉』治承三年正月五日甲子
此日敍位議也。･････ 先欲敍王氏之處、無名簿。仍召兼光問之。此間、且敍藏人（･････）。兼光歸參申云。「顯綱王・仲資王相論之間、不被仰下左右之間、不可取進擧状之由。去年敍位之時、被仰下了。仍不進之者」。關白云。「然者、兼可申此旨也。臨期被尋問之時、申此由、尤懈怠也。但今夜不可敍者」。次氏爵等 ･････
敍位書樣 敍人總三十九人
･････
從五位下
（一行置之。爲敍王氏置之。而依無敍人、不敍之也）
･････
治承三年正月五日
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治承三年（一一七九）正月十九日、播磨權守（因幡權守より國替か）を兼任。
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『玉葉』治承三年正月十八日丁丑
此日除目第二日也。･････
（神祇伯）因幡權守從五位上仲資王（兼任近邊）
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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『玉葉』に因幡權守、『公卿補任』に播磨權守とある。國替が行われたのであろう。
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治承四年（一一八〇）正月五日、正月叙位において、兄 顯綱王と王氏爵の擧を爭う。結局、王氏爵には顯綱王が推擧した康信王があずかった。
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『玉葉』治承四年正月五日戊午
此日敍位議也。余【藤原兼實】候執筆。･････
亥刻著束帶（蒔繪劔、紺地平緒）參内。･････ 染筆書從五位下（先問敍人數於關白也）。･････ 次敍王氏（名簿在硯上。付短册不加封也）。余先取笏、奏曰。「王氏爵四・五年來不被敍。是則正親正顯綱與神祇伯仲資（已上兩人共、顯廣王入道子也。顯綱ハ兄、位階上臈也）、王氏之長者相論、其事未決之故也。而今上擧状（顯綱状也）、若被宣下歟。不然者自由上擧、頗以不穩。敍否之間、可在勅定者」。仰云。「可問外記」。余召通親云。「問外記」。外記申云。「可擧王氏之由、未被宣下。但去秋奉幣使之時、顯綱王可爲王氏之長者由被仰了。加之、父顯廣王在俗之時、雖不蒙可擧氏爵之勅宣、以爲王氏之長者、年來上擧。隨又所被敍來也。但此上左右可有御定者」。余奏此由。勅云。「共有何事哉。且又可計奏者」。余申云。「古昔親王蒙宣旨擧之。雖然、顯廣之時、年來上擧状。又被叙畢。今不可異彼例。何况奉幣之時、五位之王備其役、積年不被叙者、尤不便歟。但今夜不被叙、追宣下之後雖被叙、又何事之有哉。左右之間、可隨勅定者」。重仰云。「顯廣之時、有蒙殊宣旨上擧状、任彼例、可叙之者」。仍叙了。･････
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治承四年（一一八〇）七月十九日に父 顯廣王が卒去したため、服假。
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養和元年（一一八一）十一月二十八日、正五位下に敍される。
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『吉記』治承四年四月廿一日癸卯「御即位叙位事」
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『吉記』治承五年三月廿四日庚子「春除目始事」
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『吉記』養和元年十一月廿八日庚子「叙位事」
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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壽永元年（一一八二）四月九日、從四位下に敍される。
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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壽永元年（一一八二）十一月二十七日、從四位上に敍される。
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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元暦元年（一一八四）三月二十七日、正四位下に敍される。神祇官八神殿を造營した賞による。
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」
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『山槐記』元暦元年八月廿六日壬午
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建久元年（一一九〇）九月七日、伊勢太神宮遷宮神寶使辨代を勤仕。
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『類聚大補任』大神宮遷宮（依心御柱顛倒、内宮正殿）建久元年九月□日
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『玉葉』建久元年九月七日戊午
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『建久元年内宮遷宮記』建久元年九月十一日壬戌（『大日本史料』第四編之三）
宮餝使參宮。･････ 辨代神祇伯□□、忌部□□、占部□□、･････
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建久元年（一一九〇）十月二十六日、從三位に敍される。三十四歳。神祇伯はもとの如し。神祇官の殿舍を修造した賞による。
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『公卿補任』建久元年 非參議 從三位「仲資王」尻付
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建久二年（一一九一）九月十一日、例幣において中臣使の祭主 大中臣朝臣能隆が服假により參勤できなくなったため、中臣使について、内覽 藤原朝臣兼實が神祇伯 仲資王に尋ねたところ、中臣使祭主に故障ある時は大中臣氏の上臈が勤仕すべしとの回答があった。
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『玉葉』建久二年九月十一日丁巳「例幣」「中臣使祭主故障之時上臈可勤仕事」
天晴。此日例幣也。上卿藤大納言實家。辨右中辨棟範。申刻、内覽宣命、小内記以業【中原】持來。見了返給（辭別三ヶ條。三合・天變・神宮恠異等也）。無辭別之時、無無【マヽ】草奏也。免淸書内覽了。小時、藏人次官親國（奉行職事）來申云。中臣使祭主能隆卿參勤之處、依服假、神祇官以大祐永兼【中臣】載差文。而上臈爲季【大中臣】・淸定【大中臣】等訴申云。例幣・月次祭等使、祭主有故障之時、上臈可勤仕。其例又如此。而乍置在京上臈二人、催下臈無謂云々。但爲季有所勞不能勤仕。淸定尤可下向者。仍問伯仲資王之處、本官存在京之次差申了。難被改歟云々。兩人已參入。理須依上臈歟。永兼内々申入、蒙御定之由所申也者。仰者、宜依上臈發遣淸定者。其後永兼來訴。伯【仲資王】又有申旨。然而仰同旨了。
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建久九年（一一九八）十二月九日、男子 業顯王に神祇伯を讓る。
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『公卿補任』建久九年 非參議 從三位「仲資王」尻付
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正治二年（一二〇〇）正月二十二日、太皇太后宮權大夫となる。
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『公卿補任』正治二年 非參議 從三位「仲資王」尻付
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建仁元年（一二〇一）十二月、太皇太后宮權大夫を辭す。太皇太后宮藤原朝臣多子の崩御による。
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『公卿補任』建仁元年 非參議 從三位「仲資王」尻付
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元久元年（一二〇四）十二月十八日、神祇官ついで平野社へ參向。
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『伯家五代記』所引『仲資王記』元久元年十二月十八日
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元久二年（一二〇五）正月五日、正三位に敍される。四十九歳。
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『公卿補任』元久二年 非參議 從三位「仲資王」尻付
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建永二年（一二〇七）正月十八日、兵部卿に任じられる。五十一歳。
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『明月記』承元元年【建永二年】正月十八日
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『公卿補任』建永二年 非參議 正三位「▲仲資王」尻付
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建永二年（一二〇七）七月二十八日、出家。五十一歳。
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『仲資王記』建永二年七月廿八日壬寅
□刻、姫宮御氣絶了。予【仲資王】即招葉上聖人爲戒師出家了。行寂被來。借用彼衣今朝等了。
裏書
廿八日、曉丑寅之間、姫宮御氣絶了。即予【仲資王】遂出家了（歳五十一）。且是多年之素懷也。今夕雖可奉渡大谷、陰陽頭宣平朝臣内々有申旨、仍可爲明曉之由申定了。
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『伯家五代記』所引『仲資王記』建永二年七月廿八日
曉、姫宮御氣絶ー【柳原本「了」】。即予【仲資王】遂出家ー【柳原本「了」】。歳五十一。戒師葉山【宮内省本「上」】聖人。多年之素懷也。
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『公卿補任』建永二年 非參議 正三位「▲仲資王」尻付
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『仲資王記』建永二年七月廿九日癸卯
丑寅刻許、令渡御大谷堂了。顯尊僧都自去夜參儲奉行。愚息僧□（【傍】三歟）人參御共。御車八葉長物見。召次二人取松明。御車副一人、侍四五人許也。去□□□【廿八日カ】白川泉殿御移徙也。仍不申事由院。此儀爲不披露用曉天也。今日予同宿女人并女子二人出家。又靑侍一人、同女房一人、同出家。驚此御事。遂此事上下六人□□事也。已預御引導歟。凡御臨終之次第善人也。一事無相違。天晴夜閑奉安置了。各歸來不知手足之所措也。
裏書
廿九日、曉天、奉渡大谷堂了（御車如例。依御密儀也）。顯尊僧都兼□□□候彼堂。愚息小僧三人勤仕其役。予所勞之上、心神迷惑、不知東西。仍不參彼所遺恨也。今日同宿女人□【并カ】女子二人出家。靑侍一人、同女房一人、驚此事出家。凡御臨終之行儀非只人。前世之善人、暫移來御得道歟。雖案此理胸火難消。可悲々々。□小人御事不似普通例歟之由。法印（行寂）被計也。然而愚息小僧三人祗候北首御所。可奉訪彼御菩提也。七歳以前無喪禮無佛事之故也。普通之例、納袋墮山野了。而於此御事者、予悲歎之餘、奉安置東山堂了。
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『尊卑分脈』「寛和 華山」仲資王
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『大日本史料』第四編之九 承元元年七月二十八日、七五九～七六二頁「上皇ノ皇女（御名闕ク）薨ズ、是日、兵部卿正三位仲資王出家ス、」
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承久四年／貞應元年（一二二二）薨逝。六十六歳。
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『公卿補任』貞應元年 非參議 從三位「業資王」
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『尊卑分脈』「寛和 華山」仲資王
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『大日本史料』第五編之一 貞應元年是歳、六六七～六六八頁「前神祇伯正三位仲資王薨ズ、」
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