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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[兼則@]

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兼則王
 
【官位】
 内膳正
 從五位上
 
【出自】
 貞觀御後
 系譜未詳。
 
【經歴】
治暦四年(一〇六八)七月十九日、後三條院即位敍位において從五位下に敍される(王氏爵。貞觀御後)。
『本朝世紀』治暦四年七月十九日己丑
叙位儀也。・・・・・
・・・・・
從五位下兼則王(貞觀御後)  ・・・・・
    ・・・・・   源顯仲(氏)   橘惟清(氏)
    ・・・・・   百濟王基清(功臣後)  ・・・・・
延久元年(一〇六九)十一月八日、伊勢公卿勅使副使の使王を勤仕。時に散位從五位下。
『太~宮諸雜事記』延久元年十一月十二日
『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」御〓【金巛果】搆開例・御〓【金巛果】修補例・正殿不被開~嘗幣奉納東寶殿例
承暦四年(一〇八〇)八月六日、伊勢臨時奉幣の使王を勤仕して發向するが、八月九日、一志驛家において中臣使~祇權大副輔長の宿所にて牝馬が落胎、宣命が觸穢。そのため幣使は召し返された。時に散位。
『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」奉幣使中臣於途中穢氣例
承暦四年(一〇八〇)八月十四日、あらためて伊勢臨時奉幣の使王として發遣される。時に散位。
『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」奉幣使中臣於途中穢氣例
寛治六年(一〇九二)九月、伊勢例幣の使王を勤仕して發向するが、妹の喪により、十五日、兼則王のみ途中で停止。時に内膳正。
『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」王故障例
内膳正兼則
王依妹喪、十五日途中止
嘉保三年(一〇九六)正月五日、從五位上に敍される。
『中右記』永長元年正月五日丙申「敍位儀」
從五位上・・・・・
    兼則王 ・・・・・
永長二年(一〇九七)十一月五日、伊勢公卿勅使副使の使王を勤仕。時に内膳正。
『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」依甚雨停行幸例
王内膳正兼則
 
【妹】
 ○【寛治六年(一〇九二)九月死去】
 
【逸事等】


 
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公開日時: 2011.12.21.

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