『親王・諸王略傳』博［博仲］

博仲王

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『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

建長八正六叙爵（王氏。于時博仲王）。建治三正廿九侍從（于時源資顯）。弘安元十一十八從五上。同二十二二右少將。同五十二廿六正五下。同七正五從四下。同八五廿二還任右少將。同十一正五從四上。正應三二七叙正四下。同九月廿一復任（母）。十一月廿一轉中將。同四正廿七解官。依恐懼也（源空上人一拜之理也云々）。

源朝臣資顯

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源朝臣を賜姓され、資顯と改名。

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建治三年（一二七七）正月二十九日、侍從に任じられる。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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弘安元年（一二七八）十一月十八日、從五位上に敍される。同日の殿上淵醉に參ず。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書
◎	『勘仲記』弘安元年十一月十八日丙寅「殿上淵醉御參事」

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右近衞權少將に任じられる。

※	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書によると、右少將となったのは弘安二年（一二七九）十二月二日とあるが、『勘仲記』弘安二年四月廿一日丁酉條に「右少將資顯」とあるので、『公卿補任』の任官年月日には誤りがあると考えられる。

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弘安二年（一二七九）正月十八日、龜山院（上皇）の蓮華王院修正會御幸に殿上人として參ず。

◎	『勘仲記』弘安二年正月十八日丙寅

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弘安二年（一二七九）四月二十一日、賀茂祭の近衞使を勤仕。時に右少將。

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『勘仲記』弘安二年四月廿一日丁酉

晴。今日賀茂祭也。･････次山城介（文屋行種）。次近衞使右少將資顯（伯三位資緒卿子息）。次馬寮使（權助惟宗範經（行經法師子）。無簦車）。･････典侍（藤原仲子）。･････

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『勘仲記』弘安二年四月廿一日丁酉條に「伯三位資緒卿子息」とあるが、資顯は資緒王の弟。賀茂祭の近衞使を勤仕するために神祇伯資緒王の猶子となった可能性もあるか。

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弘安三年（一二八〇）五月九日、龜山院（上皇）の新日吉小五月會臨幸に念人殿上人（右）として參ず。

◎	『勘仲記』弘安三年五月九日己酉

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左近衞權少將に轉任。

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弘安四年（一二八一）八月十五日、今日石淸水放生會に參仕。時に左少將。

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『勘仲記』弘安四年八月十五日戊申

陰。參殿下【兼平】。今日石淸水放生會也。頭中將【經氏】奉行。･････上卿（左衞門督具守）、參議（修理大夫隆康）、弁（右少爲方）、近衛（左少將資顯）、左衞門（顯家）・左兵衞（親敎）・左馬（永定）・右馬（知顯）各權頭。･････

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弘安四年（一二八一）十二月十九日、内裏佛名に參仕。

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『勘仲記』弘安四年十二月十九日辛亥「内佛名事」

今日内裏佛名。頭中將經氏朝臣奉行。公卿權中納言【源師親】一人。出居保藤朝臣・業顯・資顯。･････

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弘安五年（一二八二）十二月二十六日、正五位下に敍される。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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弘安七年（一二八四）正月五日、從四位下に敍される。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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弘安八年（一二八五）五月二十二日、右近衞權少將に還任。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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弘安十一年（一二八八）正月五日、從四位上に敍される。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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正應三年（一二九〇）二月七日、正四位下に敍される。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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母の喪が明け、正應三年（一二九〇）九月二十一日、復任。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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正應三年（一二九〇）十一月二十一日、右近衞權中將に轉任。

◎	『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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正應四年（一二九一）正月七日、右近衞權中將を解官される。法然の信徒であることが勅勘にふれ、幕府の申入により、法然の關與によって昇進した者の一人として、解官に處された。

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『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」袖書

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『實躬卿記』正應四年五月廿九日「善空法師被據【處】罪科事」

･････或以彼仁【善空】口入令昇進之輩、民部卿（康能）・中將（資顯）・左衛門權佐（兼俊【平】）解官。伯二位資緒等被止出仕。不可説々々。非所及言語事也。･････

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正安元年（一二九九）六月六日、從三位に敍される。

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『公卿補任』永仁七年（己亥）非參議從三位「源資顯」尻付

[正安元年]六月六日叙。元前右中將。

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正安四年（一三〇二）十一月二十一／二十八日、薨逝。

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『公卿補任』正安四年（壬寅）非參議從三位「源資顯」尻付

十一月廿一（廿八^イ）日薨。號三條。