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一〇八二年（永保二年）、從五位下に敍される（王氏爵）。
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『朝野群載』巻第九「功勞」依敍勞并奉公功申加階「從五位下行正親正致淸王依敍勞等加階申文（永久二年正月四日）」
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寛治四年（一〇九〇）十一月四日、公卿勅使副使（三合厄御祈）を勤仕。時に散位。
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公卿勅使は權大納言源朝臣雅實。
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『伊勢勅使部類記』五（『江記』寛治四年十一月四日～六日）
堀川初度
寛治四年十一月四日發遣
勅使權大納言源雅實
江記藏人方事勅使雜事等委見此記。
寛治四年十一月四日甲子伊勢奉幣使記
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[寛治四年十一月]三日、自源大納言御許有消息。今日參入□開卜櫛。而凶會日也。如何。予申。當日開卜串、是通例也。前日開卜串者、是廿一社等時、依宣命數多前日奏草。件次所開也。･････
[寛治四年十一月]四日、朝晴、巳午未小雨、半時晴。寅刻小浴（依可奉御宣命也）。･････
開卜串事（予自鳥羽殿未歸之前、内府被開（宗淸王）已卜合云々）。･････
[寛治四年十一月]六日、參内府。御物語之次ぎ、被仰彼日事。･････ 大内記在良立門下南砌。即相卒著東廊座。使大納言且著此座、内記置宣命於座前。中臣・忌部・卜部等入自東福門、進小安殿。給
幣出後、取宣命二通、解上結緒一度給使。々頗乍【イ座】居而進取宣命、經東福・昭慶門等退出。･････
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･････内府召宣命淸書。在良持參（有宣命二通。依内外宮各□□）。･････
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次内府以時範、被申使王申御馬由。歸來曰。忌部・卜部等書紙屋紙了。
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五日、出留於驛館。駿河守自此歸京。
六日、進發。
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伊勢太神宮奉幣宣命小安殿
天皇我詔旨と掛畏岐伊勢乃度會乃五十鈴乃河上乃下津磐根仁大宮柱廣敷立天、高天原仁千木高知天、稱辭定奉留天照坐皇大神乃廣前仁恐見恐見毛申賜給止申久。･････ 故是以吉日良辰乎擇定天、正二位行權大納言源朝臣雅實、王從五位下致淸[王]、中臣正五位下大中臣[朝臣]親定等乎差使[天]、忌部正六位[上／下]齋[部]宿禰爲恆加弱肩仁、太繦乎取掛天、禮代乃御幣仁、金銀乃御幣於相副天、持齋波利令捧持天、御馬二人【匹】於牽副天、奉出給布。皇太神、此状乎平久安久聞食天、新應精誠天、必振神德給天、五體安穩仁寶祚延長之天、天皇朝廷寳位無動久、常磐堅磐仁、夜守日守仁護幸ヘ。奉給天朝野泰平仁上下和睦仁護幸給倍止、恐見恐見毛申賜波久止申。
寛治四年十一月四日
上卿内大臣殿 行事右少辨
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左辨官下伊勢國幷太神宮司
使權大納言源朝臣雅實 從拾伍人
王散位致淸王 從伍人
中臣神祇少副大中臣朝臣親定 從伍人
忌部齋部爲恆 從伍人
卜部神祇大史卜部依守 從伍人
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伊勢公卿勅使事
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『殿暦』天仁二年三月八日壬子
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正親正に任じられる。
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永久二年（一一一四）正月四日、同年の正月敍位において從五位上に敍されんことを望み、申文を提出。時に從五位下行正親正。敍爵されてから「三十三年」が經ち、その間に奉幣使を九十四度勤仕したという。
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『朝野群載』卷第九「功勞」依敍勞并奉公功申加階「從五位下行正親正致淸王依敍勞等加階申文（永久二年正月四日）」（新訂増補國史大系二十九上ノ二五〇頁）
從五位下行正親正致淸王誠惶誠恐謹言。
請被殊蒙 天恩、因准先例、依敍勞并奉幣使等功、敍一階状。
右致淸謹檢案内、敍王氏爵之輩不經幾年預加級者先例也。而致淸去永保二年預氏爵以降、敍位勞三十三年、奉幣使九十四度。謂此謂彼、多年之節、盍預一階之級。望請 天恩因准先例、被敍一階者、彌知奉公之不空。致淸誠惶誠恐謹言。
永久二年正月四日 從五位下行正親正致淸王
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永久五年（一一一七）十月二十三日、伊勢例幣使の使王を勤仕。しかし、穢のため延引。
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『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」依本宮穢不被立使例
永久五年九月例幣、依大宮穢、式日不被立。當月九日、宮中爾觸穢、又廿九日爾外院爾穢氣。日來被行御卜、十月廿三日進發。使王正親ノ正致淸、中臣從四位上親仲、忌部散位明兼（宣命草、右少辨實光）。
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『殿暦』永久五年十一月六日庚寅
今日有陣定。伊勢事也。又伊勢神嘗并神衣祭依穢度々延引、又延引之由言上。犬死穢云々。仍被行御卜。上卿右府也。件祭等三箇度延引。不得心。
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大治四年（一一二九）九月十一日、伊勢例幣使の使王を勤仕。時に正親正。
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『中右記』大治四年九月十一日
例幣。･････ 宣命有辭別。天變由云々。仰使王乙下合者。･････ 丙合者正親正致淸王勤仕之間、依時服不叶。遲々日漸暮。申時使立。
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