●	永治二年（一一四二）二月十七日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。 ◎ 『本朝世紀』康治元年【永治二年】二月十七日辛巳 被立祈年穀奉幣使。･････ 上卿召外記景兼、被仰可持參占串之由。景兼持參之。依上卿氣色、開之。上卿仰曰。可令乙卜合。稱唯退出。次外記進出。申使王御馬。･････ 召外記被仰云。使王御馬可給。･････ 上卿召伊勢使宗重王、賜宣命。自餘如常。宗重王賜左馬寮御馬也。･････
●	康治元年（一一四二）八月二十八日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。 ◎ 『本朝世紀』康治元年八月廿八日戊子「祈年穀奉幣」 祈年穀奉幣也。･････ 以散位宗重王、爲使。賜左馬寮御馬。
●	康治元年（一一四二）九月十一日、伊勢例幣使の使王を勤仕。 ◎ 『本朝世紀』康治元年九月十一日庚子「例幣於神祇官被立事」 伊勢例幣也。･････ 以祭主正四位上大中臣�C親、忌部從五位下明友、卜部正六位上貞政、散位宗重王、爲使。宗重王賜右馬寮御馬。
●	久安三年（一一四七）八月十七日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。 ◎ 『本朝世紀』久安三年八月十七日戊申「祈年穀奉幣之事」 今日、被立祈年穀奉幣使。･････ 伊勢使 　散位宗重王　　　中臣�~祇權大祐大中臣親�� 　齋部忌部宗重　　卜部
●	保元三年（一一五八）九月十七日、二條院御即位由奉幣の使王を勤仕。時に散位。 ◎ 『保元三年番記録』保元三年九月十七日癸酉（『稿本二條天皇實録』保元三年九月十七日條所引） 今日行幸建禮門。被發遣伊勢幣使。被告御即位由也。･････　上卿召散位宗重王、給宣命之後、還着本座。･････ ※ 『二條院御即位記』所引『大外記�ｮ業記』保元三年九月十七日癸酉によると、この時の使王は「散位致重王」。