久通王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[久通]

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久通王
 
 伊勢奉幣の使王代
 
 中原朝臣賢長源朝臣兼躬)[河越兵庫頭]が、「久通王」の名で伊勢使王代を勤仕。
中原朝臣賢長は、「兼躬王」「兼時王」「兼通王」の作名でも伊勢使王代を勤仕。
 
【經歴】
享保十年(一七二五)九月十一日、伊勢例幣の使王代
『少外記平田家記録』I126/1、第十七葉、宣命寫
享保十年九月
 天皇詔旨掛畏伊勢度會
 五十鈴河上下津磐根大宮柱
 廣敷立高天原千木高知稱辭奉定
 天照坐皇太神廣前、恐美毛申給倍止
 常奉賜九月神嘗御幣、王從五位上久通
 王、中臣從二位行神祇大副大中臣朝臣徳忠等
 差使、忌部正五位下齋部宿禰親重弱肩
 太繦取懸、禮代御幣持齎者利令捧持
 奉出賜。此状聞食、天皇朝廷
 寶位無動常磐堅磐夜守日守
 護幸奉給倍止、恐美毛申給者久止申。
  享保十年九月十一日
・・・・・
※「兼久通王」の「兼」を抹消。宣命には本来「兼通王」とあったものを書冩の際に訂正したものか。
享保十一年(一七二六)九月十一日、伊勢例幣の使王代
河越家記録『例幣使參向日記』享保十一年九月十一日
使王 従五位上源兼躬(宣命ニ久通王)
國學院大學所藏 河越家記録『諸願屆録』 19
享保十二年(一七二七)九月十一日、伊勢例幣の使王代
『通兄公記』享保十二年九月十一日(甲子)
卯剋參内(・・・・・)。例幣發遣也。・・・・・ 王使兼躬【河越】、中臣使千長朝臣、忌部使   【アキママ】、卜部使   【アキママ】。・・・・・
河越家記録『例幣使參向日記』享保十二年九月十一日
使王 兼躬(被載 宣命王従五位上久通王)


 
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更新日時: 2021.05.03.
公開日時: 2009.01.15.


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