交野宮


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[交野A]

フレームなし


交野宮」 カタノ
 
 類從本・吹上本『本朝皇胤紹運録』等に見える。
山田本・楓山本・岩倉本・平松本・刻本『本朝皇胤紹運録』、吹上本『帝皇系圖』、前田本『帝王系圖』には不見。
 『明月記』寛喜元年九月廿四日戊子條に「
片野宮」と見える。
 『一代要記』に見える「國尊王」、『本朝帝系抄』に見える「麿尊王」と同一人であろう。
 
【出自】
 惟明親王(高倉院の三宮)の男子。
三千院所藏『帝王系圖』(赤坂恒明「〓【晶灬】王考」698頁所引









号鳥羽三宮 
惟明親王 ───
出家法名聖円

交野宮 ───

山 法印
尊雲


聖海 法印
    醍醐座主
  住美濃國高桑庄
醍醐宮 ────


住同國栗野庄
栗野宮

高桑宮

尾ア宮

万壽宮
 
【子女】
 □「
醍醐宮
 □「栗野宮
吹上本『本朝皇胤紹運録』(C水正健『皇族考證』第肆巻 百八十七〜百八十八頁所引
交野宮 ──┬ 醍醐宮 ───┬ 高桑宮
      └ 栗野宮    ├ 尼ア宮
              └ 万壽宮
類從本『本朝皇胤紹運録』
交野宮 ──┬ 醍醐宮 ───┬ 高桑宮
      └ 栗野宮    ├ 尾ア宮
              └ 万壽
 
【文獻等】
稿本高倉天皇實録』 一一五三〜一一五四頁 「皇孫國尊王」
赤坂恒明「〓【晶灬】王考 ── 建武期前後の傍流皇族をめぐって ──」(阿部猛編『中世政治史の研究』(日本史史料研究会論文集1)(狭山、日本史史料研究会 企画部 発行、二〇一〇年九月)、693〜716頁) 697〜698頁
赤坂恒明『「王」と呼ばれた皇族 古代・中世皇統の末流』 吉川弘文館、二〇二〇年一月
C水正健『皇族考證』第肆巻「高倉皇胤」には特に言及がない。


 
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更新日時: 2020.09.02.
公開日時: 2008.12.11.

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