『親王・諸王略傳』邦［邦道］

◎	伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」正保二年十一月三日
◎	伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」正保二年十一月四日
◎	伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」正保二年十一月六日
◎	伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」正保二年十一月八日
◎	伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」正保二年十一月九日
◎	伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」正保二年十一月十二日

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慶安二年（一六四九）十一月十六日、親王宣下。名を「邦道」と賜わる。

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伏見宮本『伏見宮代々位記宣旨類』二十二「邦道今上親王宣旨」

　　　邦道
　左少辨藤原朝臣雅房傳宣。權大納言藤原朝臣公理宣。
　奉　勅件人宜爲今上親王者。
　　慶安二年十一月十六日左大史兼主殿頭小槻宿禰忠利^奉

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『忠利宿禰記』慶安二年十一月十六日

晴。今日伏見宮邦道親王宣下（辰刻）。時刻前參内。･････
上卿權大納言公理卿【四辻】。奉行頭左中將隆貞朝臣。參仕辨左少辨雅房。左大史忠利宿禰。大外記師定。少外記生職。史亮昭。諸役人如例。勅別當大炊御門前權大納言經孝卿
邦道之二字勅筆下。
　　　　邦道
　左少辨藤原朝臣雅房傳宣。權大納言藤原朝臣公理宣。
　奉　勅件人宜爲親王者。
　　慶安二年十一月十六日　　　　　　　　　　　　左大史兼主殿頭小槻宿禰忠利^奉
･････

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『官公事抄』慶安二年十一月十六日

親王（邦道。伏見殿）宣下（辰剋）。
　　上卿四辻大納言（公理卿）
　　奉行職事頭左中將隆貞朝臣
　　辨左少辨雅房
　　勅別當大炊御門前大納言（経孝卿）

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『稿本後光明天皇實録』二七二頁

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慶安四年（一六五一）十一月十三日、元服。太宰帥に任じられる。

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伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」慶安四年九月廿四日

若宮御方元服加冠之事、八條殿江内證直談ス。

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伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」慶安四年十月朔日

加冠之使八條殿ヘ被爲參候相濟。

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伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」慶安四年十月廿一日

幸德井鉄齒黑見、御元服日取參ル。
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伏見宮本『伏見宮代々位記宣旨類』二十三「邦道親王官口宣」

_{上卿姉小路中納言}
　慶安四年十一月十三日宣旨
　　無品親王邦道宜任太宰帥
　　　　　　　　蔵人頭右大辨藤原俊廣^奉

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伏見宮本『伏見宮家代々親王宣下元服類聚』六「^後桂昌帥宮邦道」慶安四年十一月十三日

御元服。加冠八條殿。著座四辻大納言、清閑寺中納言。理髪頭中將。殿上人庭田中將、樋口中將、佐々木野木工頭。其外縫殿頭役なし。･････

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『宣順卿記』慶安四年十一月十三日

今日伏見殿若公元服也（冠者南面）。加冠八條殿（智忠）。着座四大（公理。束帶）、清中（共綱。束帶）。理髪頭中將隆貞朝臣。

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『忠利宿禰記』慶安四年十一月十四日

清閑寺中納言【共綱】被語。昨日伏見殿元服。邦道親王也（親王宣下慶安二年十一月十六日也）。加冠八條殿智忠親王。著座四辻大納言公理卿、清閑寺中納言共綱卿。役送佐々木[野]木工頭資敦朝臣、庭田右中將雅純朝臣、樋口右中將信康朝臣。理髪頭中將隆貞朝臣。右之由被語。

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承應三年（一六五四）七月二十日、薨逝。十四歳。

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承應三年（一六五四）七月二十一日、「後桂昌院」と追號され、相國寺に葬られる。

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『隔蓂記』承應三年七月廿一日

自豊光仁英復禾上書状來。昨夜伏見宮帥宮他界。十四歳也。今晩葬禮也。院號可相撰之由賴來。其上掩土之頌一首製作賴之由申來。使者爲待、院號并掩土之頌製之、書付遣之也。早作汗顔々々。去四日伏見大御所他界、昨夜若宮他界、一月之中兩宮他界、大凶々々。

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『忠利宿禰記』承應三年七月廿七日

神宮奉行頭中將宗良朝臣ゟ入來仰云。今度外宮正禰冝上洛、宿所相國寺門前也。伏見殿邦道親王相國寺にて取おき申處なれは、けかれ申間、左様ニ申遣し候。いきなきことくに可申付仰也。則人遣、心得申由也。其通頭中將江申遣。

●	『伏見宮實録』五三『邦道親王實録』（宮内庁公文書館識別番号75253）
●	『皇室制度史料皇族三』一七四～一七五頁
●	『皇室制度史料皇族四』七四～七五頁