朝宏王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[朝宏]

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朝宏王 あさひろ
 のち久邇朝宏 くに あさひろ
 
【出自】
 
朝融王[久邇宮](のち久邇朝融)の三男。
 
【母】
 知子女王
 朝融王妃
 博恭王[伏見宮]の三女。
 
【經歴】
昭和十九年(一九四四)十月七日、生誕。
『官報』第五三二三號 昭和十九年十月十日 告示「宮内省告示第十八號」
朝融王妃知子女王殿下ニハ本日午後三
時五分御分娩王御誕生アラセラル
 昭和十九年十月七日
      宮内大臣 松平 恒雄
朝宏王
昭和十九年(一九四四)十月十三日、「朝宏(アサヒロ)」と命名。
『官報』第五三二七號 昭和十九年十月十四日 告示「宮内省告示第十九號」
本月七日誕生セラレタル朝融王殿下ノ
第三男子名ヲ朝宏(【振假名】アサヒロ)ト命セラル
 昭和十九年十月十三日
      宮内大臣 松平 恒雄
久邇朝宏
昭和二十二年(一九四七)十月十四日、皇室典範第十三條の規定により、皇族の身分を離れる
『官報』第6226号 昭和22年10月14日 告示
○宮内府告示第十六号
 恒憲王妃敏子、邦壽王、治憲王、章
憲王、文憲王、宗憲王、健憲王、邦昭
王、朝建王、朝宏王、朝子女王、通子
女王、英子女王、典子女王、守正王妃
伊都子、孚彦王、孚彦王妃千賀子、誠
彦王、冨久子女王、美乃子女王、稔彦
王妃聰子内親王、盛厚王、盛厚王妃成子
内親王、信彦王、文子女王、俊彦王、
恒コ王妃光子、恆正王、恆治王、素子
女王、紀子女王及び春仁王妃直子各殿
下は、皇室典範第十三條の規定によ
り、昭和二十二年十月十四日皇族の身
分を離れられる。
 昭和二十二年十月十三日
     宮内府長官 松平 慶民
昭和四十二年(一九六七)三月、學習院大學理學部(物理)卒業。
學習院大學大學院自然科學研究室物理科。
日立製作所勤務。
櫻友会評議員
 
【配偶】
 久邇澄子 くに すみこ
 
【著述等】
久邇朝宏〔サロン〕「バイオリン弦の振動を作る」『固体物理』No.7 (通巻129号). 1976年.
越柴洋哉,中川泰夫,久邇朝宏,仲畑光蔵,伏見智〔研究論文〕「走査型透過電子顕微鏡によるX線マスクパターン検査」『応用物理』第58巻 第12号, 1989年.
 
【文獻等】
平成新修 旧華族家系大成 上巻』 三七頁
保阪正康「新宮家創設 八人の「皇子候補」」(『文藝春秋』第八十三巻第三号、平成十七年(二〇〇五)三月) 一五二頁、一五四頁、一五六頁。


 
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公開日時: 2014.10.17.

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