『親王・諸王略傳』親［親國］

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永祿二年（一五五九）十二月十二日、正親町院御即位由奉幣の使王。宣命案に從四位下とある。

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東洋文庫舊藏廣橋家記録『正親町院御即位日時定已下参勤交名』（H-63-2）

一　伊勢奉幣（同十二月十一日）
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　　四姓使
王従四位下親国王
中臣神祇大副大中臣朝忠卿
卜部神祇權大副兼高朝臣
忌部名字失念

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『康雄記』永祿二年十二月十一日

御即位由奉幣。
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　　　　陣之儀次第畧之。
　･････
　翌日十二日之午刻神祇官江各參向。･････
　神祇官儀次第畧之。･････次上卿召使ヲモツテ召使王ツカヘノヲゝキミ。々々就軾。･････

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『御ゆとのゝ上の日記』永祿二年十二月十一日

雪ふる。けふよしのほうへい【正親町院即位由奉幣】にて、ぢんのぎ【陣儀】あり。しやうけい【上卿】萬里小路大納言（惟房）、辨かんろじ（つねもと）【甘露寺經元】。神祇官へはにはかにかりさいもく【材木】の事につきてくるゝまゝ、けふは神祇官へはゆかず。よしのほうへい日時定の上卿も萬里小路大納言、辨輔房。

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『御ゆとのゝ上の日記』永祿二年十二月十二日

雪ふる。のちはるゝ。けふ神祇官へは、けふばかりざいもく【材木】の事とゝのほりて、する々々とありて御はい【拜】になる。･････御はいのやう、いつものごとし。よしのほうへいの日のまへ三日より御しんじ【神事】にて、さしあひたるもの、しゆうふく、きやうふくなどもいださるゝ。そのゝちより三日はいてう【廢朝】なり。

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永祿六年（一五六三）九月十二日、伊勢太神宮正遷宮一社奉幣の使王。宣命案に從四位下とある。

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『康雄記』永祿六年九月十二日

[天皇我詔旨宣布掛畏支伊勢乃度會乃五十鈴能河
[上乃下津磐根爾]大宮柱廣敷立天高天原爾千木
[高知氐]稱辞定奉留天照坐皇太神乃廣前爾恐美
[恐美毛]申賜者久度申久。造替年代乎經天怠理奴天乃譴
[有畏]利人望有恥利。朕又以寡薄寶位乎受賜氐
[嘉政]頻爾闕天天下不得治奈利奴。因茲改先規氐行權
儀倍利不請非礼礼者、神慮難側【測】志。然礼止毛沿革従
時倍留奈良之。是以吉日良辰乎擇定天、王從四位下親國王、
中臣從二位行神祇大副大中臣朝忠等乎差使氐、
忌部從五位下親行加弱肩爾太繦取懸氐、造替
遷[宮乃]大幣乎令捧氐、神寶神服爾相副氐、内外宮仁
各御劔一腰、御馬一疋乎牽加氐、出奉賜布。掛畏支
[皇太神、此状]乎平久安久聞食氐、弥垂神眷氐、專
□□□□□□□□長久爾華夷太平爾夜守日守爾
[護幸給倍止恐]美恐美毛申給者久止申。

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『壬生家四巻之日記』三

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藤波家文書「正親町天皇宣命」（藤森馨『平安時代の宮廷祭祀と神祇官人』一七二頁）

王從四位下親國王

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『御湯とのゝ上の日記』永祿六年九月十二日

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『通茂公記』寛文二年八月十日