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寶徳二年(一四五〇)正月六日、正月敍位において、「四世無位」から從五位下に敍される(王氏爵)。
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『康富記』寶徳二年正月六日辛亥
敍位昨日延引、今夜可被行也。「王氏爵御申文事、以資遠王可認進」之由、自式部卿親王【貞常】被仰下之。・・・・・ 參院御所。王氏御申文御署事、以世尊寺民部大輔行秀申入之。・・・・・
王氏
無位資遠王(寛和御後)
右當年之爵、所請如件。
寶徳二年正月六日 二品行式部卿貞常親王(【傍注】御自筆令加給)(【左傍注】料紙大高檀紙也。有裏紙。有禮紙。不加封。以立紙一枚表裏之)。
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同上
【折紙】
王氏爵御申文可作進之由、自
式部卿親王【貞常】御所被注下之(料紙椙原也)。
寶徳二、正、五、
資遠
寶徳元【編者注「二カ」】、正、六、 」
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王氏爵の申文を、神祇伯に代って、式部卿貞常親王が進めた。「 伏見宮総説 」 および 「 王氏爵表凡例 」 をも參照されたい。
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