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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[資長]

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資長王
 
【出自】
 未詳。
 
【經歴】
從五位下に敍されたと推定される。
永久五年(一一一七)十一月十日、伊勢例幣使の使王を勤仕。
『伊勢勅使部類記』「伊勢勅使雜例」御祭式日延引例
永久五年九月御祭延引。
・・・・・[十一月]十日宣旨二通、本宮到來。・・・・・ 一通者、十七日(辛卯【丑】)~嘗祭可勤仕事也。任宣旨勤仕。使資長、中臣權大副輔C。
康治元年(一一四二)十月二日、天~地祇大奉幣伊勢使の使王を勤仕。時に散位。
『本朝世紀』康治元年十月二日辛酉「天神地祇大奉幣事」
依大嘗會事、被立天~地祇大奉幣使。・・・・・ 於~祇官被立之。・・・・・ 散位資長王爲使。中臣・卜部・忌部等、如常。
康治二年(一一四三)九月十一日、伊勢例幣使の使王を勤仕。時に散位。
『本朝世紀』康治二年九月十一日甲子「例幣」
例幣也。・・・・・ 以~祇少副大中臣親宣、散位資長王、爲使。賜左馬寮御馬。
久安二年(一一四六)二月五日、謝公卿勅使延引伊勢奉幣使の使王を勤仕。(散位從五位下)
『本朝世紀』久安二年二月五日甲辰「臨時伊勢幣事」
今日、被立伊勢幣。是則自去年十二月爲發遣公卿勅使、頻點定日時、而種々障出來、度々延引、爲謝其事、被奉幣帛也。・・・・・ 散位資長王、祭主從三位大中臣C親卿、從五位下行神祇權大祐齋部宿祢明友等、爲使。・・・・・
【宣命】・・・・・ 王某王、中臣某等差使、齋部某弱肩太繦取懸、礼代御幣令捧持奉出賜。・・・・・
『台記』久安二年二月五日甲辰
久安三年(一一四七)十二月十一日、伊勢臨時奉幣使の使王を勤仕。時に散位。
『本朝世紀』久安三年十二月十一日辛丑「臨時奉幣事」
臨時有伊勢幣事。・・・・・ 伊勢使、祭主從三位C親卿(中臣)、散位資長王、~祇少史齋部致房、卜部貞政等也。
久安四年(一一四八)二月四日、祈年祭に參仕。時に散位。
『本朝世紀』久安四年二月四日癸巳
「祈年祭也。・・・・・ 散位資長王一人參仕。以祭主大中臣C親卿爲伊勢使。儀式如常。
久安五年(一一四九)七月二十九日、松尾北野行幸九社奉幣伊勢使の使王を勤仕。
『本朝世紀』久安五年七月廿九日戊申
使
 伊勢(王資長 中臣神祇少副親章//忌部神祇少史致房 卜部貞政)
 ・・・・・
久安五年(一一四九)十一月十六日、稻荷祇薗行幸九社奉幣伊勢使の使王を勤仕。
『本朝世紀』久安五年十一月十六日甲午
今日、稻荷祇薗兩社行幸御祈、被立奉幣使(九社)。・・・・・ 又少外記中原在俊申使王申御馬之由。・・・・・
奉幣諸社使
 伊勢
  散位資長王       中臣~祇權大祐大中臣朝臣親
  忌部~祇少史齋部明茂  卜部正六位上卜部兼成
 ・・・・・
   久安五年十一月一日
久安六年(一一五〇)七月十二日、前齋宮歸京伊勢使の使王を勤仕。
『本朝世紀』久安六年七月十二日丙戌
今日、齋宮歸京。行事右少弁藤資長下向。又、中務丞源成景、同史生一人、王一人(資長王)、内舍人二人、卜部一人、大舍人四人、左右近看督二人、官掌中原盛延等、下向。
久安六年(一一五〇)九月十一日、伊勢例幣使の使王を勤仕。
『本朝世紀』久安六年九月十一日甲申
例幣也。・・・・・ 次付藏人源ョ行被奏使王申御馬之由。・・・・・
伊勢使
 散位資長王     ~祇大副從三位大中臣朝臣C親卿
 ~祇大祐齋部明友  ~祇權大祐卜部兼友
久安六年(一一五〇)十一月二十二日、廿二社奉幣伊勢使の使王を勤仕。
『本朝世紀』久安六年十一月廿二日甲午
被立廿二社幣使。・・・・・ 被立伊勢使。散位資長王。~祇權少祐大中臣親ョ。從五位下忌部保忠。正六位上卜部政驕A爲使。
仁平元年(一一五一)二月十九日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。
『本朝世紀』仁平元年二月十九日庚申
今日、被奉遣祈年穀奉幣使於諸社。・・・・・ 被立使。々散位資長王。中臣~祇權少祐親ョ。忌部~祇大祐齋部明友。卜部龜卜長兼遠、爲伊勢使。・・・・・
仁平元年(一一五一)三月九日、公卿勅使副使を勤仕。(散位從五位下)
『本朝世紀』仁平元年三月九日庚辰
今日、被奉遣公卿勅使於伊勢太神宮。・・・・・
【宣命】・・・・・ 右大臣正二位兼行左近衞大將源朝臣【雅定】、散位從五位下資長王、中臣從五位下行~祇權大祐親體差使、忌部散位從五位下齋部宿祢孝重弱肩大【太】繦取懸、内外宮礼代大幣金銀御幣)相副、持齎【齋】令棒持奉出給。・・・・・
仁平二年(一一五二)正月二十二日、公卿勅使副使を勤仕。
『本朝世紀』仁平二年正月廿二日戊午
今日、奉遣伊勢幣使。・・・・・ 發遣幣帛使(權中納言C驪ィ、散位資長王、~祇權大副大中臣親章、忌部散位齋部宿祢孝重、卜部~祇權大祐卜部兼友等也)。・・・・・
仁平三年(一一五三)九月十一日、伊勢例幣使の使王を勤仕。
『本朝世紀』仁平三年九月十日丙申「左大臣開卜串」
左大臣【藤原ョ長】、於土御門亭門外(束帶)、被開明日卜串。大外記中原景良參仕。資長王、當乙卜合云々。依仰外記申使王御馬事。相府以藏人被奏云々
『本朝世紀』仁平三年九月十一日丁酉「例幣」
今日、伊勢例幣也 ・・・・・。(王散位資長王、中臣齋【祭】主~祇大副C親卿、卜【忌】部散位齋部致重、齋【卜】部~祇少輔卜部兼友)。
・・・・・


 
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公開日時: 2011.01.14.

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