『親王・諸王略傳』顯［顯資］

顕資王

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『親王・諸王略傳』
　　顯 [顯資①]

フレームなし

□ 顯資王

【出自】
　康資王（花山院の二世孫王）の男子。
　實系では、花山院の玄孫にして、淸仁親王の曾孫。

【生母】
　藤原朝臣隆方の女子。

◎

『尊卑分脈』「内大臣高藤孫」隆方の子

│
│
├
│
│

女子
母

康資王室
顯資王母

【經歴】

●

安元二年（一一七六）二月十七日、三社奉幣の伊勢使の使王を勤仕。

◎

『顯廣王記』安元二年二月十七日癸巳

□【可】有御賀□【之】由被告三社（伊世・八幡・賀茂）。上卿新大納言實國卿。辨左衞門權佐光雅。使、王□□【顯資】、中臣師親朝臣、忌部友平、卜部致貞。於神祇官有此事。･････

◎

續史料大成本『伯家五代記』所收『顯廣王記』安元二年二月十七日癸巳

有御賀之由被告三社（伊世・八幡・賀茂）。･････使、王顯資、中臣師親朝臣、忌部友平、卜部致元【致貞】。於神祇官有此事。･････

【備考】

●	『尊卑分脈』「内大臣高藤孫」隆方の子「女子（康資王室）」の尻付「顯資王母」について、『新訂増補國史大系　尊卑分脉第二篇』六三頁頭注に「資、恐當據下文花山源氏作康」とあり、顯資王は恐らく顯康王の誤りであるとする。

【文獻】

●	赤坂恒明「冷泉源氏・花山王氏考 ── 伯家成立前史 ──」（『埼玉学園大学紀要』人間学部篇第十五号, 2015年12月, 三一～四六頁）第四章「康資王の諸子」　http://id.nii.ac.jp/1354/00000176/

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更新日時：2024.10.15.
公開日時：2011.12.31.

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