『親王・諸王略傳』兼［兼敎］

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『紀光卿記』明和六年八月廿六日乙亥

今日一社奉幣日時定也（今度依遷宮所被立也）。･････
･････又仰云。使王御馬給へ（寛文十二年例幣、曾祖一位殿（資廉卿）爲申御沙汰如此被仰之間、此度用此義了。使王御馬ニ聞食常例歟）。･････

使々	中臣從三位（【傍注】大宮司）大中臣朝臣（長堯）王代從五位下兼敎王（兵庫權助敎賢作名）齋部代從五位下親胤（右兵衞大尉淸胤作名）

卜部從五位上兼彦向神祇官代。而近年絶不及參向。是延德度侍從二位（兼倶卿）有謀計子細、與神宮禰宜等爲確執之由緒也。抑今度中臣使爲地下之間、宣命可給使王事、兼敎王歎申。而自殿下『中臣使爲地下令上階上者、爲勿論不可依先例』旨被仰了。兼敎王注進先例、如此（不及御沙汰間、返遣了）。
　延寶七・八・九年、天和二・三年
　　右五ヶ度、（【傍】藤波）景忠卿昇殿已前（上階之後）。使王兼字毎度賜宣命。
　寛延元年
　　中臣使大宮司長矩（上階已後）。使王賢兼賜宣命。
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（【傍注】爲璞朝臣章）天皇我詔旨度･････王從五位下兼敎王、中臣從三位行神祇權少副大中臣朝臣長堯等乎差使氐、忌部從五位下齋部宿禰親胤加弱肩爾･････

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『八槐記』明和六年八月廿六日乙亥

此日伊勢一社奉幣發遣也（依造替遷宮也）。其儀如例。上卿春宮大夫（神宮上卿）。辨藏人左少辨謙光（神宮辨）。參向神祇官代。中臣使大宮司三位長堯卿（去廿日補造宮使。依祭主三位季忠卿故障也）、王使（代）兵庫權助源敎賢、齋部使（代）右兵衞大尉中原淸胤、參向勢州。･････
　『再興已來、地下之公卿之時、賜宣命於使王』之由、兵庫頭賢兼雖望請、賜中臣。
　武庫【川越賢兼】注進例。
　　延寶七年、同八年、同九年、天和二年、同三年
　　　右五ヶ度、藤波景忠卿昇殿已前、上階之内。使王兼子【兼字】毎度給宣命。
　　寛延元年
　　　右、中臣使大宮司長矩上階之時、使王賢兼給宣命。

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『稿本後櫻町天皇實録』六三四～六四〇頁明和六年八月二十六日「伊勢一社奉幣發遣アリ、式年遷宮ニ依リテナリ、」

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明和六年（一七六九）九月十一日、伊勢例幣の使王代。

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『八槐記』明和六年九月十一日庚寅

晴（如春日）。參内。此日伊勢例幣發遣也。四辻大納言（公享【公亨】）奉行。向神祇官代。右中辨資矩參向。使々、大宮司三位長堯卿（祭主三位依喪父、大宮司參向）、王代兵庫權助源敎賢、齋部代和泉守紀正中參向。宣命依爲公卿賜中臣、依爲地下、公卿座列於當世者無念也。･････

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『稿本後櫻町天皇實録』六四四～六四六頁明和六年九月十一日「伊勢例幣アリ、」