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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』 　　行 ［行兼］

フレームなし

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□ 行兼王

【出自】
　系譜未詳。

【經歴】

●	從五位下に敍される。
●	大治五年（一一三〇）二月十八日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。 ◎ 『中右記』大治五年二月十八日辛卯 ･････ 先召外記進卜串。外記有定入筥進卜串。返給仰云。披ヶ。外記披之。又乍入筥覽。仰云。以乙下合。行兼王可爲使。･････ 召使王行兼王。･････ ※ 『古事類苑（神祇部 二）』神祇部二十五「祈年穀奉幣」七四頁
●	大治五年（一一三〇）十一月二十五日、伊勢一社奉幣使の使王を勤仕。 ◎ 『中右記』大治五年十一月廿五日甲子 今日、伊勢一社奉幣也。･････ 此間召外記景隆仰可持參卜串之由。則持來。〓〓返給令披之。又返上。見之所二人也。以乙不合行兼王可爲使之由仰了。･････
●	天承二年（一一三二）五月九日、臨時廿二社奉幣伊勢使の使王を勤仕。 ◎ 『中右記』長承元年【天承二年】五月九日戊辰 臨時有廿二社奉幣。是依被行世間疾疫有此奉幣。･････ 外記〓王卜召【占カ】不候。行兼王只一人候。仍不例卜也。･････
●	康治元年（一一四二）八月十四日、奉迎前齋宮伊勢使の使王を勤仕。時に散位從五位下。 ◎ 『本朝世紀』康治元年八月十四日甲戌「迎齋宮使下向事」 奉迎前齋宮使、左少弁源師能、散位從五位下行兼王、卜部正六位上卜部宿祢貞政、･････ 左近看督大原武里、･････ 等、下向。
●	康治元年（一一四二）十一月三日、告近衛院大嘗會伊勢使の使王を勤仕。時に散位。 ◎ 『本朝世紀』康治元年十一月三日辛卯「三社幣使事」 ･････ 被立三社奉幣使。盖被告大嘗會由也（伊勢・石�C水・賀茂。當日有定）。･････ 伊勢使散位行兼王、給左馬寮御馬。･････
●	康治二年（一一四三）二月二十四日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。 ◎ 『本朝世紀』康治二年二月廿四日壬午「祈年穀奉幣」 祈年穀奉幣也。･････ 以行兼王爲使。賜右馬寮御馬。
●	天養二年（一一四五）二月六日、公卿勅使副使を勤仕。 ◎ 『台記』天養二年二月六日壬午 ･････ 先日、外記重憲來云。「行兼王之外、可奉仕使之王不侍。或服、或城外。因之不可卜者」。余諾。
●	久安三年（一一四七）三月二十日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。時に散位。 ◎ 『本朝世紀』久安三年三月十九日壬午 ◎ 『本朝世紀』久安三年三月廿日癸未「祈年穀奉幣」 今日、祈年穀奉幣也。･････ �~祇少副大中臣親章、散位行兼王、權大祐忌部明友等、爲伊勢使。
●	久安四年（一一四八）三月十九日、祈年穀奉幣伊勢使の使王を勤仕。時に散位從五位下。 ◎ 『本朝世紀』久安四年三月十九日丁丑 祈年穀奉幣也。･････ 伊勢使 　散位從五位下行兼王　　神祇權少祐大中臣清宣 　同大祐齋部宿祢明友　　同權少副卜部ヽヽ兼時（改卜部正�髣ｹ） ･････ 　　　久安四年三月　日 �~祇官 　差進伊勢使等事 　　中臣權少祐從五位下大中臣朝臣�C宣 　　忌部權大祐從五位下齋部宿祢明友 　　卜部從五位上行權少副卜部宿祢兼時 　　　�~部肆人 右依官宣。來十九日祈年穀奉幣料任先例所差進如件。 　　　久安四年三月　日　　　　　　　　　　　　　　　　少史齋部宿祢明茂 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大祐卜部宿祢兼康 伯源朝臣顯重
●	久安六年（一一五〇）十二月十一日、月次祭に參仕。 ◎ 『本朝世紀』久安六年十二月十一日癸丑 月次祭也。･････ 散位行兼王等參仕。
●	仁平三年（一一五三）十二月十一日、月次祭に參仕。 ◎ 『本朝世紀』仁平三年十二月十一日乙丑 月次祭也。･････ 祭主�C親卿、散位行兼王等、參入。

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更新日時： 2012.02.02.
公開日時： 2009.05.08.

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