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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[峯兄]
 
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峯兄
 のち惟原朝臣[峯兄]
 
【出自】
 
氏宗王の男子。
 田原天皇(志貴親王。天智天皇の男子)の男子 春日親王(春日王)の後裔。
 
【經歴】
*惟原朝臣峯兄
元慶九年(八八五)二月十五日、惟原朝臣を賜姓される。
『日本三代實録』仁和元年二月十五日辛丑
左京人大舎人助正六位上氏宗王男峯兄・峯行・峯良・峯安・峯依・峯永、正六位上氏世王男後實(俊實)、正六位上濱並王男有相、正六位上彌並王男善益・秋實・秀範・春淑。正六位上富貞王男恒並・恒世・今恒・淨恒・良並・恒身・恒秀等十九人、賜姓惟原朝臣。其先出田原天皇之後春日親王也。
 
【惟原朝臣の氏人】
惟原朝臣典相 
左京五條一坊戸主
天暦九年(九五五)七月十七日までに從五位下に敍される。
『東寶記』第八「僧寶」下草稿
惟原朝臣連枝 
惟原朝臣典相の戸口。
惟原朝臣典相の男子または弟と考えられる。
九二四年(延長二年)生。
東寺律師法橋上人位延鑒の弟子となる。
天暦九年(九五五)七月十七日、東寺の天暦九年分度者として得度。三十二歳。
『東寶記』第八「僧寶」下草稿
太政官苻治部省
 應得度東寺當年分度者四人事
  惟原朝臣連枝年卅二(左京五条一坊戸主從五位下同姓典相戸口。師主律師法橋上人位延鑒
  ・・・・・
  平朝臣眞光年十七(左京一条一坊戸主散位從五位上同姓齊章戸口。師主東大寺傳燈大法師位寛救
  ・・・・・
右得彼寺去二月六日解稱、件寺年分度者依例試定言上如件者、省宜承知依件行之苻到奉行。
右少辨菅原朝臣        左少史我孫宿祢
   天暦九年七月十七日


 
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更新日時: 2009.11.11.
公開日時: 2006.03.05.


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