『親王・諸王略傳』當［當仁］

清原当仁

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『親王・諸王略傳』
　　當［當仁］

フレームなし

□ 當仁

　淸原眞人當仁

【出自】
　豐前王（舍人親王の玄孫）の男子。
　天武天皇の六世孫。

【經歴】

●

貞觀五年（八六三）より以前に誕生。

※	父豐前王は貞觀七年（八六五）二月二日に卒去。

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元慶八年（八八四）十一月五日より以前に滿二十一歳となり、蔭位により正六位上に敍された、と推定される。

●

元慶八年（八八四）十一月五日より以前に淸原眞人を賜姓される。

●

甲斐國山梨郡石禾郷に居住し、同郷を管す。

●

元慶八年（八八四）十一月五日、管山梨郡石禾郷正六位上清原眞人當仁の宅に嘉禾が生えたことを甲斐國が言上した。

『日本三代實録』元慶八年十一月五日壬戌

甲斐國言。嘉禾生管山梨郡石禾郷正六位上淸原眞人當仁宅。其一、十三莖五十穗。其一、十二莖・六穗。當仁是從四位上豐前王之子也。

【備考】

『日本歴史地名大系第一九巻山梨県の地名』（平凡社、一九九五年十一月）74頁に、『日本三代實録』元慶八年十一月五日壬戌條は「「石禾郷」の初見」とある。

山梨県笛吹市石和町小石和412の諏訪神社（舊稱、石和川神社、舟形神社、馬藏神社）の境内に祀られている「淸原社」は、淸原當仁と關係がある可能性がある。

※	諏訪神社の詳細｜山梨県神社庁 http://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/intro/search/detail/3006 諏訪神社（旧村社）

【文獻等】

●	日本史史料研究会監修、赤坂恒明『「王」と呼ばれた皇族　古代・中世皇統の末流』（吉川弘文館、二〇二〇年一月） 59～60頁

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公開日時： 2021.03.27.

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