『親王・諸王略傳』岑［岑成］

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七九九年（延暦十八年）生。

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卒年より逆算。

美能王

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正六位上に敍される。

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天長五年（八二八）、近江大掾となる。三十歳。

◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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天長六年（八二九）正月七日、正六位上から從五位下に昇敍。三十一歳。

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『類聚國史』卷第九十九「職官部」四「叙位」四、天長六年正月戊子

[授]无位正躬王從四位下。從五位上磐田王正五位下。從五位下楠野王從五位上。正六位上雄貞王、美能王從五位下。

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天長六年（八二九）、筑後守となる。

◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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天長七年（八三〇）二月、母の死により官を辭す。

◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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天長七年（八三〇）十月、近江介となる。

◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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天長九年（八三二）正月七日、從五位下から從五位上に昇敍。三十四歳。

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『類聚國史』卷第九十九「職官部」四「叙位」四、天長九年正月辛丑

御豊樂殿。授无位源朝臣定從三位。從四位上源朝臣信正四位下。无位道野王從四位下。從五位上楠野王正五位下。從五位下山名王、美能王從五位上。无位安宗王、正六位上豊村王從五位下。

岑成王／峯成王

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天長十年（八三三）六月、岑成と改名する。三十五歳。

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『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

･････岑成、本名美能。至于[天長]十年六月、賜姓淸原眞人【ﾏﾏ】、改名爲岑成。･････

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清原眞人を賜姓されたというのは誤りで、改名があっただけであろう。假に誤りでないとすれば、天長十年（八三三）十一月十八日までに復屬籍。

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天長十年（八三三）十一月十八日、大嘗會敍位にて正五位上に昇敍。

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『續日本後紀』天長十年十一月庚午

詔授正三位紀朝臣百繼從二位。從四位下藤原朝臣常嗣從四位上。從四位下磐田王從四位上。從五位上峯成王正五位下。正六位上氏雄王、豊前王並從五位下。

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承和元年（八三四）正月七日、從四位下に昇敍。

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『續日本後紀』承和元年正月戊午

詔授正五位下岑成王從四位下。正六位上助雄王從五位下。

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承和七年（八四〇）五月八日、後太上天皇（淳和天皇）が崩御し、養役夫司となる。

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『續日本後紀』承和七年五月癸未

後太上天皇崩于淳和院。春秋五十九【五十五】。･････從四位下岑成王、從五位下廣宗宿祢糸繼、六位已下三人、爲養役夫司。

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承和十一年（八四四）、越前守となる。

◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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越前守として越前へ赴任した後、暇を乞うて入京したまま隱れ住み上奏しなかったのを所司が弾劾し、承和十一年（八四四）十月二十三日、罪により越前守より解任された。

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『續日本後紀』承和十一年十月壬寅

越前守從四位下岑成王犯罪。官當解任。岑成王初赴任之後、乞暇入京、隱居不上。所司奏劾之。

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『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

十一年、爲越前守。赴任之後、取暇入京、隱居不出。所司奏聞、官當解任、免從四位下之階。

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承和十二年（八四五）十一月二日、罪により從四位下の位記を毀たれる。

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『續日本後紀』承和十二年十一月乙巳

毀越前守從四位下岑成王四位々記。縁有犯罪也。

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『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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承和十三年（八四六）七月二日、男子三人、永安・安良・安基が淸原眞人を賜姓される。時に正五位下。

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『續日本後紀』承和十三年七月辛丑

正五位下岑成王男永安、々良、安基、正五位下長田王男基雄、内舍人正六位上惟岳、常名、正六位上長統王男玄瞻、正文等王卅九人賜姓淸原眞人。

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承和十三年（八四六）七月二十日、罪を犯すに縁じて從四位下の位記を毀たれていたところを、法條に據り從四位下から一等を降され、あらためて正五位下から正五位上に敍される。

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『續日本後紀』承和十三年七月己未

授正五位下岑成王正五位上。岑成王、去年縁犯罪、毀從四位下位記。今據法條、降一等、敍之。

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承和十三年（八四六）十二月八日、班河内・和泉田使次官となる。

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『續日本後紀』承和十三年十二月乙亥

參議正四位下源朝臣弘爲班山城田使長官。從五位上藤原朝臣氏宗爲次官。從五位下豊前王爲班大和田使次官。正五位上岑成王爲班河内・和泉田使次官。從五位上路眞人永名爲班攝津田使次官。

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承和十四年（八四七）春、大和守となる。
盛んに官舎を造築し、政事に有能との名を擧げた。

◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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承和十五年（八四八）正月七日、正五位上から從四位下に昇敍。

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『續日本後紀』承和十五年正月戊辰

詔授无品良貞親王、人康親王並四品。正五位上岑成王從四位下。從五位下嶋江王從五位上。正六位上永直王、久須野王並從五位下。

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嘉祥二年（八四九）七月一日、美濃守となる。

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『續日本後紀』嘉祥二年七月壬子朔

從四位下岑成王爲美濃守。

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嘉祥二年（八四九）七月九日、彈正大弼となる。

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嘉祥二年（八四九）十一月二日、讚岐守從四位下長田王と共に淸原眞人を賜姓される。時に彈正大弼從四位下。

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『續日本後紀』嘉祥二年十一月壬子

左京人讚岐守從四位下長田王、彈正大弼從四位下岑成王、賜姓淸原眞人。

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嘉祥二年（八四九）閏十二月九日、左中辨に遷任。

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『續日本後紀』嘉祥二年閏十二月戊午

四品人康親王爲上総太守。從四位下淸原眞人岑成爲左中弁。

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嘉祥三年（八五〇）三月二十二日、仁明天皇崩御により裝束司となる。

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『日本文德天皇實録』嘉祥三年三月庚子

定縁葬諸司。中納言從三位源朝臣弘、權中納言橘朝臣峯繼、參議從四位下伴宿祢善男、散位從四位上源朝臣生、彈正大弼從四位下清原眞人長田、左中辨淸原眞人岑成、左近衛少將從五位上良岑朝臣宗貞、大藏大輔藤原朝臣貞本、大外記外從五位下朝原宿根良道等、六位以下四人、爲裝束司。

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嘉祥三年（八五〇）、藏人頭に補される。五十二歳。

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『藏人補任』

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嘉祥四年（八五一）四月一日、出居侍從となる。

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『日本文德天皇實録』仁壽元年四月癸卯朔

正四位下高枝王、從四位下茂世王・基兄王・正躬王【ﾏﾏ】、從四位上豐江王、正四位下橘朝臣永名、從四位上藤原朝臣衞・源朝臣生・源朝臣安・源朝臣勤・源朝臣冷・淸原眞人瀧雄、從四位下藤原朝臣春津、藤原朝臣岳守・淸原眞人岑成・藤原朝臣諸成・春澄宿禰善繩、正五位下藤原朝臣貞守・藤原朝臣行道、從五位上久賀朝臣三夏等、爲出居侍從。

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仁壽二年（八五二）二月二十八日、越前守に任じられる。

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『日本文德天皇實録』仁壽二年二月乙丑

從四位下淸原眞人岑成爲越前守、茂世王爲丹波守。

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『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

･････仁壽二年、出爲越前守。･････

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仁壽二年（八五二）八月二十二日、彈正大弼となる。

･････ [仁壽二年]八月、留爲彈正大弼。･････

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齊衡二年（八五五）正月七日、從四位下から從四位上に昇敍。

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◎	『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

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齊衡三年（八五六）五月二十五日、聖武天皇の佐保山陵に差遣される。時に右大辨從四位上。

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『日本文德天皇實録』齊衡三年五月丙寅

遣右大弁從四位上淸原眞人岑成、向佐保山陵。策命曰。　天皇恐牟恐牟毛掛畏支佐保山陵尓奏賜閇止奏久。御願止之天奉造理給倍留東大寺乃盧舍那佛、[時]代久經尓太礼波、自然尓毀損天、去年五月廿三日乎以天頽落給倍利。因茲、參議宮内卿從四位上源朝臣多、安藝守從四位上淸原眞人瀧雄等差使天、可奉造固状乎奏給倍利。而國家事繁久故障多之天、今末天尓怠太利、今奈毛始天的久奉造固留。畏山陵乃御願尓顧給天、相助護給尓依天之、佛毛奉造固利、平久可在止之天奈毛、右大弁從四位上淸原眞人岑成乎差使天、恐牟恐牟毛奏賜久止奏。

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齊衡三年（八五六）十一月二十三日、藤原朝臣良相、菅原朝臣是善、藤原朝臣良繩と共に河内國交野郡柏原野に差遣される。時に右大辨從四位上。

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『日本文德天皇實録』齊衡三年十一月壬戌

大祓於新成殿前。諸陣警戒。　帝進出庭中。大納言正三位藤原朝臣良相跪授郊天祝板。左京大夫從四位下菅原朝臣是善捧筆硯。　帝自署其諱訖、執珪、北面拜天。乃遣大納言正三位藤原朝臣良相、右大弁從四位上淸原眞人岑成、左京大夫從四位下菅原朝臣是善、右中弁從五位上藤原朝臣良繩等、向河内國交野郡柏原野、設蕝習禮。祠官盡會。

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天安元年（八五七）六月十九日、大藏卿に任じられる。

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『日本文德天皇實録』天安元年六月甲申

從四位上淸原眞人岑成爲大藏卿。

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天安二年（八五八）正月十六日、因幡守を兼任する。

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『日本文德天皇實録』天安二年正月己酉

從四位上淸原眞人岑成爲因幡守。大藏卿如故。

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貞觀元年（八五九）十二月二十一日、參議となる。六十一歳。

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『日本三代實録』貞觀元年十二月廿一日壬寅

從四位上守大藏卿兼行因幡守淸原眞人岑成爲參議。

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貞觀二年（八六〇）正月十六日、大宰大貳に任じられる。

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『日本三代實録』貞觀二年正月十六日丁卯

參議從四位上守大藏卿兼行因幡守淸原眞人岑成爲大宰大貳。散位從五位下藤原朝臣眞數爲少貳。右近衛中將從四位下源朝臣興爲筑前守。興去年正月兼筑前守、母憂去職、今以本官起之。

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大宰大貳として大宰府に赴任。

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貞觀三年（八六一）二月二十九日、大宰府にて卒去。時に參議從四位上行大宰大貳。六十三歳。
破損が甚しい大宰府倉庫の修理のため、神社の靈木を伐採を強行し、その後、病となり、いくばくもなく卒去したという

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『日本三代實録』貞觀三年二月廿九日癸酉

參議從四位上行大宰大貳淸原眞人岑成卒。岑成者左京人、贈一品舍人親王之後也。曾祖二世從四位上守部王。祖從五位下猪名王。父無位弟村王。岑成是弟村之子也。天長五年、爲近江大掾。六年、授從五位下、爲筑後守。七年二月、母憂去職。其年十月、拜近江介。九年、加從五位上。岑成、本名美能。至于[天長]十年六月、賜姓淸原眞人【ﾏﾏ】、改名爲岑成。十一月、加正五位上【下】。承和元年、授從四位下。十一年、爲越前守。赴任之後、取暇入京、隱居不出。所司奏聞、官當解任、免從四位下之階。十三年、授正五位下【上】。十四年春、拜大和守。嘉祥元年、授從四位下、爲彈正大弼、遷左中弁。仁壽二年、出爲越前守。八月、留爲彈正大弼。齊衡二年、進從四位上、除右大弁。天安元年、遷大藏卿。二年、兼因幡守。貞觀元年、拜參議。二年、爲大宰大貳。卒於官。岑成、立性淸直、不拘小節。初爲大和守、盛造官舍、政有能名。至于爲大貳、西府倉屋破壞特甚。有意修造、不遑寧居、伐神社之木、充結構之用。或人諌云。「此神見稱有靈。崇咎所致、不利於人」。岑成拒而不肯、強令伐取。因此受病、不幾而卒。時年六十三。