平春香


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[春香]

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春香
 
 平朝臣春香
 
【出自】
 系譜未詳。
 
葛原親王桓武天皇の男子)の男子と推定される。
 
【經歴】
天長二年(八二五)七月六日、父 葛原親王が子息の賜姓を上表、聽許され、天長二年(八二五)閏七月、平高棟らと共に平朝臣を賜姓されたと考えられる。
『日本紀略』天長二年七月丁未
二品行彈正尹兼大宰帥葛原親王上表、割愛子息、庶捨王號。許之。
『新撰姓氏録』卷尾
平朝臣
 官務天皇男一品式部卿葛原親王一男大學頭從四位下高棟王、天長二年閏七月賜平朝臣姓、貫左京。貞觀九年五月至大納言正三位薨(六十四歳)。
正六位上に敍される。
承和七年(八四〇)正月七日、正六位上から從五位下に敍される。
『續日本後紀』承和七年正月甲申
[授]正六位上平朝臣春香、橘朝臣眞直、藤原朝臣春岡、橘朝臣貞雄、藤原朝臣行繩、丹墀眞人雄濱、田口朝臣門長、下毛野朝臣文繼、當麻眞人松成、大~朝臣宗雄、長岑宿祢秀名、菅原宿祢豊道並從五位下。
承和十五年(八四八)正月七日、從五位上に敍される。
『續日本後紀』承和十五年正月戊辰
[授]從五位下丹墀眞人諸氏。平朝臣春香並從五位上。
嘉祥四年(八五一)四月一日、次侍從に補される。
『日本文コ天皇實録』仁壽元年四月癸卯朔
從四位下道野王、房世王、正躬王、貞内王、雄風王、高叡王、伴宿禰成u、正五位上藤原朝臣良仁、正五位下藤原朝臣高房、從五位上平朝臣春香、藤原朝臣並藤、豊階公安人、從五位下小野朝臣千株、百濟王永仁、文室眞人有眞、善友朝臣豊宗、高橋朝臣安雄、坂上大宿祢貞守、藤原朝臣冬緒、橘朝臣常蔭、橘朝臣茂房、藤原朝臣三藤、清原朝臣【眞人】C海、南淵朝臣年名等並爲次侍從。
貞觀二年(八六〇)正月十六日、武藏介に任じられる。
『日本三代實録』貞觀二年正月十六日丁卯
[以]從五位上平朝臣春香爲武藏介。
貞觀三年(八六一)二月十六日、武藏介から武藏權守となる。
『日本三代實録』貞觀三年二月十六日庚申
從五位上行武藏介平朝臣春香爲權守。
貞觀五年(八六三)四月七日、次侍從に補される。時に從五位上。
『日本三代實録』貞觀五年四月七日己亥
是日、以從四位上源朝臣能有、從五位上平朝臣春香、源朝臣平等爲次侍從。


 
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公開日時: 2021.06.14.
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