『親王・諸王略傳』三［三坂］

三坂王

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八四四年（承和十一年）以降に誕生。

※	『日本三代實録』貞觀七年六月十六日乙丑條に「左京人六世無位」とある。延暦十五年（七九六）十二月九日より、滿二十一歳で自動的に嫡子の六世王は正六位上となり、庶子の六世王は正六位上となったので、貞觀七年（八六五）六月十六日に無位であれば、その時點において未だ滿二十一歳に達していなかったと考えられる。

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貞觀七年（八六五）六月十六日、淡海眞人を賜姓される。

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『日本三代實録』貞觀七年六月十六日乙丑

左京人六世無位三坂王賜姓淡海眞人。河嶋王子裔孫也。

●	『百家系圖稿』卷十「天智天皇御流」は、川嶋皇子の孫「長柄王【上書書込】」の孫と作し（父の名は不記入）て其れを抹消し、別に「与多王」（大友皇子の子）の玄孫と作す（父・祖父・曾祖父の名は不記入）。
●	『皇胤志』は、川嶋皇子の曾孫「野田王【右注記】」の子と作す。