基世王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
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基世王 もとよ
 
『古今和歌集』卷第十五「戀歌」五(第八〇八歌)
                  もとよのおほきみの女
                  いなば
あひ見ぬも うきも我が身の からころも 思ひ知らずも 解くる紐かな
 
【出自】
 
仲野親王の男子。
 桓武天皇の二世孫王。
『日本三代實録』貞觀九年正月十七日戊午
二品仲野親王薨。・・・・・ 有男十四人、女十五人。茂世、輔世、季世、秀世、房世、當世、基世、潔世、實世、十世、在世、康世十二人【原作「茂世、當世、基世、輔世、潔世、實世、十世、在世、康世十人」】爵爲四位。・・・・・
 
【經歴】
貞觀九年(八六七)正月七日、無位から從四位下に敍される。
『日本三代實録』貞觀九年正月七日戊申
[授]无位基世王從四位下。
元慶七年(八八三)正月、下總守となる。
『古今和歌集目録』「因幡一首(戀五)」
基世王女。
基世王、二品式部卿仲野親王一男【ママ】。貞觀九年正月七日敍從四位下。元慶七年正月任下總守。八年五月任山城守【權守】。仁和五年正月任因幡權守。
元慶八年(八八四)五月二十六日、山城權守に轉ず。
『日本三代實録』元慶八年五月廿六日乙酉
[以]從四位下行下總守基世王爲山城權守。
仁和五年(八八九)正月、因幡權守となる。
『本朝皇胤紹運録』
『古今和歌集目録』「因幡一首(戀五)」
 
【子女】
 ○「
因幡
 
【文獻等】
稿本桓武天皇實録』四三〇〜四三一頁「皇孫基世王」


 
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公開日時: 2021.03.12.

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