前頁 「 有 [有智子]
『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[有忠]
 
フレームなし


□ 有忠王
 
【出自】
 系譜未詳。
 
【經歴】
從五位下に敍される。
九條家本『延喜式』巻十裏文書「主税寮出雲國正税返却帳」(『平安遺文』、一一六八頁上
從五位下有忠王去年【天慶四年】位祿貳佰拾肆斛七斗肆升壹合。
承平六年(九三六)五月一日までに正親正に任じられる。
承平六年(九三六)五月一日、前齋宮雅子内親王の奉迎使として伊勢に遣わされる。
『日本紀略』承平六年五月一日戊子
遣正親正有忠王於伊勢、迎齋内親王。
内膳正に任じられる。
天慶二年(九三九)六月二十九日、大秡において式部大輔の代官として着座。
『九條殿記』大秡事 天慶二年六月廿九日己亥
・・・・・ 次、兵部大輔由道王、中務大輔國淵朝臣【源】等、着座。外記貞用申云。「式部大少輔各申障由、不參。可給代官者」。仰云。「可奉仕代官之人、若誡仰哉」。申云。「預仰内膳正有忠王令傳候云々」。即以件王可爲代官之由仰了。有忠王者【着】座。


 
次頁 「 有 [有通]
『 親王 ・ 諸王略傳 』 目次 「 い 」  『 親王 ・ 諸王略傳 』 の冒頭
『 日本の親王 ・ 諸王 』 の目次


更新日時: 2006.12.28.
公開日時: 2002.12.30.


Copyright: Ahmadjan 2002.12 - All rights reserved.