『親王・諸王略傳』方［方隆］

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内膳正に任じられる。

長和元年（一〇一二）十二月十九日、三條院一代一度大神寶使の伊勢使王を勤仕。

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『日本紀略』長和元年十二月十九日壬午

奉遣大神寶使伊勢以下五十一社。先之大秡。

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『御堂關白記』長和元年十二月十九日壬午

伊勢使王申障不參。仍召不合卜内膳正方隆王。參入、申觸穢由、又不申一定。是申無實也。仍令奉仕。申御馬。仍給之。

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伊勢使王が「障」を申して參じなかつたため、卜占に當らなかつた内膳正方隆王が召し出された。參入した方隆王は觸穢の由を言上した。しかし、一貫した言上ではなかったため虚僞と判断され、使王を勤仕することとなつた。