田中王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
　　田 [田中②]

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□ 田中王
　
【出自】
　三世王～五世王。
　系譜未詳。
　
【經歴】
● 天平神護三年（七六七）正月十八日、諸王の「年老者」として無位より從五位下に敍される。
◎ 『續日本紀』神護景雲元年正月己巳
詔曰。今見諸王、年老者衆。其中或勤勞可優、或朕情所憐。故隨其状、並賜爵級。宜告衆諸、令知此意焉。无位依智王、篠嶋王、廣河王、淨水王、名方王、調使王、飯野王、鴨王、壹志濃王、田中王、八上王、津守王、名草王、齊階王【金本春階王】、中村王、池原王、積殖王、高倉王、礒部王、長尾王、淨名王並授從五位下。
● 神護景雲二年（七六八）閏六月三日、内禮正となる。
◎ 『續日本紀』神護景雲二年閏六月乙巳
從五位下田中王、爲内礼正。
● 寶龜二年（七七一）閏三月一日、丹後守に任じられる。
◎ 『續日本紀』寶龜二年閏三月戊子朔
[以]從五位下田中王、爲丹後守。
● 寶龜八年（七七七）正月七日、從五位上に敍される。
◎ 『續日本紀』寶龜八年正月庚申
[授]從五位下東方王、山邊王、田中王、並從五位上。
● 寶龜八年（七七七）二月十四日、右大舍人頭となる。
◎ 『續日本紀』寶龜八年二月丙申
從五位上田中王、爲右大舍人頭。
● 寶龜八年（七七七）十月十三日、伊豫守に任じられる。
◎ 『續日本紀』寶龜八年十月辛卯
從五位上田中王、爲伊豫守。
● 寶龜九年（七七八）二月四日、但馬守に任じられる。時に從五位上。
◎ 『續日本紀』寶龜九年二月辛巳
[以]從五位上田中王、爲但馬守。
 　
【文獻等】
● 竹内理三／山田英雄／平野邦雄編 『日本古代人名辭典』第四卷、1009頁下～1010頁上「田中王」(二)

　
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更新日時：2025.11.24.
公開日時：2010.06.11.
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