『親王・諸王略傳』成［成康］

成康親王

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『親王・諸王略傳』
　　成 [成康]

フレームなし

□ 成康親王　シゲ[ヤス]

【出自】
　仁明天皇の第八親王。

◎

少外記平田家本『本朝皇胤紹運録』仁明天皇の子

│　シゲ
├─成康親王
│　

【母】
　藤原朝臣貞子

　仁明天皇の女御。
　藤原朝臣三守の女子。
　成康親王、親子内親王、平子内親王の母。
　貞觀六年（八六四）八月三日、薨逝。

◎

『日本三代實録』貞觀六年八月三日丁巳

是日、　仁明天皇女御正三位藤原朝臣貞子薨。勅贈從二位。葬深草山陵兆域之内。仁明天皇平昔賜顏色所許也。遣參議大藏卿正四位下源朝臣生、散位從四位下弘宗王等、監護葬事。貞子者、右大臣贈從一位三守朝臣之女也。風容甚美、婉順天至。仁明天皇爲儲貳、以選入震宮、寵愛日隆。天皇踐祚之初、天長十一年十一月授從四位下。承和六年正月進爵授從三位。嘉祥三年正月【七月】加正三位。先是、誕育一皇子・二皇女。皇子者第八成康親王是也。雖不登后位、而宮闈權勢无与爲[比]、嬿私加愛、終始無衰焉。

◎

『日本三代實録』仁和三年【八八七】五月廿四日丁酉

勅爲仁明天皇女御藤原氏、於嘉祥寺修轉念功德。嚫䉼之信濃調布二百端。公卿以下參會行事。女御者、仁明天皇第八皇子之所生也。

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『一代要記』乙集「仁明天皇」皇子

成康親王（無品。母女御藤原貞子。仁壽二【三】年四月薨）

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東山御文庫本『一代要記』「仁明天皇」皇子

成康親王（无品。母女御藤原貞子。仁壽二ー【三年】四月薨）

【官位】
　無品・無官

【經歴】

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承和三年（八三六）十二月二十五日、成康の誕生を賀して秀良親王が仁明天皇に物品と酒を奉獻した。