深勝法親王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[深勝]

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工事中

【僧】深勝法親王
 
 もと【僧】深勝
『新葉和歌集』一「春歌」上
                二品法親王深勝
葛城やよそにまたるゝ花の色のそながらあらぬ嶺の白雪
 
 南朝の醍醐寺座主
 
【出自】
 
恒明親王[常盤井殿](龜山院の男子)の男子。
類從本・吹上本『本朝皇胤紹運録』、「恒明親王」の子
├深勝
吹上本『帝皇系圖』、「恒明親王」の子
├深勝
 
【經歴】
落飾して僧となる。
南朝に參じ、親王宣下。南朝で二品に敍される。
平田本『本朝皇胤紹運録』

深勝

南方參之
二品親王云々
弘和元年(一三八一)十二月以降、南朝で一品に敍され、醍醐寺座主に補される。
『十二代尊觀上人系圖』「御灌頂之時着御之御影相承次第」
      ┌随心院
 醍醐寺座主小野法務前大僧正弘真
┌───────────────┘
常盤井殿一品式部卿親王之御子
同座主一品法親王深勝
┌──────────┘
同御子
同座主二品法親王杲尊
『十二代尊觀上人系圖』、「常盤井殿(恒明)」の子

一品親王



遠山元浩「清浄光寺蔵「後醍醐天皇像」関連史料の一考察」(『駒沢女子大学研究紀要』第二一号、二〇一四年十二月)35
https://komajo.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=1190&file_id=19&file_no=1
稿本龜山天皇實録』一〇七二頁〔按〕
藤澤山遊行由緒書ニ醍醐寺座主一品法親王深勝トアリ、參考ノ爲附記ス、
 
工事中【歌作】
『新葉和歌集』春上、秋下、冬、釋、戀二、戀三、戀四、雜上、雜中
 
【文獻等】
稿本龜山天皇實録』一〇七二頁「皇孫深勝親王」
森茂暁『南朝全史 大覚寺統から後南朝へ』(講談社選書メチエ334)(講談社、二〇〇五年六月) 一六八〜一六九頁
内田啓一『後醍醐天皇と密教』(シリーズ 権力者と仏教2)(法藏館、二〇一〇年七月)


 
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公開日時:2023.06.04.

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