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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[式瞻]

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式瞻王 のりみ
 
【出自】
 
是忠親王の男子。
 光孝天皇二世。
『河海抄』巻第九「第十六 乙通女」所引『登科記』
ここには、「式瞻王」は「式部卿是忠親王二男」とある。
類從本・吹上本『本朝皇胤紹運録』、吹上本『帝皇系圖』
『尊卑分脈』「仁和 光孝
 
【經歴】
進士に及第。文章生となる。
『河海抄』巻第九「第十六 乙通女」
進士及第例
・・・・・
登科記曰。式部卿是忠親王二男進士及第式瞻ノリミ 王。
玉上琢彌編、山本利達・石田穣二校訂『紫明抄・河海抄』(角川書店、一九六八年六月)は「式瞻」を「式膽」と作す。
從四位下に敍される。
類從本『本朝皇胤紹運録』、是忠親王の子「式瞻王」尻付
從四下大舍人頭圖書頭
『尊卑分脈』「仁和 光孝」、是忠親王の子
大舍人頭
圖書助 從四下
├式瞻王────
母【脇坂本・前田家所藏一本・内閣文庫本ナシ】
『尊卑分脈』「平氏」
藏人となる。
『尊卑分脈』「平氏」、是忠親王の子
從四下
大舍人頭
┬式瞻王────
稿本光孝天皇實録』二六三頁所引『本朝尊卑分脈圖脱漏』、是忠親王の子「式瞻王」袖書
藏 從四下
文 大舍人頭
稿本光孝天皇實録』二六三頁〔按〕に、「本朝尊卑分脈圖脱漏ニ文章生、藏人等ノ記載アレバ或ハ其事アリシナルベシ、」とある。
圖書助に任じられる。
類從本『本朝皇胤紹運録』
『尊卑分脈』「仁和 光孝
大舍人頭となる。
類從本『本朝皇胤紹運録』
『尊卑分脈』「仁和 光孝
『尊卑分脈』「平氏」
 
【子女】
平朝臣季明
 
【備考】
山田本・楓山本・岩倉本・刻本『本朝皇胤紹運録』、前田本『帝王系圖』、『一代要記』には不見。
 
【文獻等】
稿本光孝天皇實録』二六三頁「皇孫式瞻王」
C水正健『皇族考證』第參卷、百十六〜百二十三頁


 
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公開日時: 2010.05.05.
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