柔子内親王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
　　柔 ［柔子①］

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○ 柔子内親王
　
【出自】
　仁明天皇の女子。
　
【母】
　滋野朝臣繩子
　滋野朝臣貞主の女子。
◎ 『日本文德天皇實録』仁壽二年【八五二】二月乙巳【八日】
參議正四位下兼【衍】行宮内卿[兼]相摸【相模】守滋野朝臣貞主卒。･････ 長女繩子、心至和順、進退中規。　仁明天皇殊加恩幸、生本康親王、時子内親王、柔子内親王。少女奧子、頗有風儀、閫訓克脩。爲　天皇所幸、生惟彦親王、濃子内親王、勝子内親王。時人以爲、外孫皇子、一家繁昌、乃祖慈仁之所及也。
　
【經歴】
● 承和十五年（八四八）四月十四日、淸涼殿において初笄。
◎ 『續日本後紀』嘉祥元年【承和十五年】四月癸卯
本康親王及源朝臣冷、於淸凉殿冠焉。竝天皇之遺體也。本康親王同産柔子内親王亦初笄焉。是日、賜近習臣及侍從已上祿有差。
● 貞觀十一年（八六九）二月二十八日、薨逝。
◎ 『日本三代實録』貞觀十一年二月廿八日丙辰
无品柔子内親王薨。不任縁葬諸司。以喪家固辭也。帝【淸和天皇】不視事三日。内親王者、仁明天皇之女。母、參議正四位下滋野朝臣貞主之女、從四位上繩子也。
◎ 『一代要記』乙集「仁明天皇」皇女「柔子内親王」
貞觀十一年二月十八日薨。
※ 『稿本仁明天皇實録』「皇女柔子内親王」三三六頁〔按〕
内親王ノ薨日ヲ、一代要記ニ十八日ト爲スハ、二十八ノ二ノ字ヲ誤脱セルナルベシ、
　
【文獻等】
● 『稿本仁明天皇實録』三三五～三三六頁「皇女柔子内親王」

　
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公開日時： 2022.01.02.
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