『親王・諸王略傳』潔［潔矩］

潔矩王 / 平潔矩

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※

『稿本光孝天皇實録』二九三頁〔按〕

潔矩、三代實録寛文版本ニ潔姫トアルモ、男五人ト云ヘルニ徴シ、姫ノ字ハ誤字ナルコトヲ知ルヘシ、即チ大永本ニ潔矩トアルニ從フ、

【出自】
　興我王の男子。
　系統未詳。四世王と推定される。
　※ 光孝天皇の曾孫にして是忠親王の孫とするのは誤り。

【經歴】

^*潔矩王

●

八六六年（貞觀八年）以降に誕生したと推定される。

※	四世王以下は滿二十一歳で自動的に敍位される。仁和二年（八八六）時点で無位と考えられるので、その時點では二十一歳未滿と推定される。

●

仁和二年（八八六）七月十五日、平朝臣を賜姓される。

◎

『日本三代實録』仁和二年七月十五日壬辰

山城守從五位上興我王男安平、篤行、有本、内行、潔矩【イ姫】等五人賜姓平朝臣。

【文獻等】

●	『稿本光孝天皇實録』二九三頁「皇曾孫潔矩」