『親王・諸王略傳』行［行圓］

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良助親王［靑蓮院門跡］の資となり、良助親王と同宿。

^*行仁

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正安四年（一三〇二）三月二十六日、出家。

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『實躬卿記』正安四年三月廿六日庚申

法皇【龜山院】御幸禪林寺殿（【傍注】青蓮院宮【良助親王】御座）。有小弓御會。終日爲御所。今夜御弟子宮【行仁】有御出家。其儀密儀也。於寢殿有此事。若宮（【傍注】法皇【龜山院】宮也）御直衣（･････）先御出座。次法親王【良助】御出座。次有御拜（法皇御座簾中）。其後被改御装束（法衣）。次御出家之儀也。公卿等不及著座。事了還御。

※

『稿本龜山天皇實録』九八八頁の〔按〕に、

本條實躬卿記ニ云フ禪林寺御座ノ靑蓮院宮ハ良助親王ナルベク、御弟子宮ハ行圓親王ニ充ツベキガ如シ、仍ツテ靑蓮院良助親王、其師父タルヲ察スベシ、

とある。

行仁[法]親王

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親王宣下。

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父龜山院の崩御により、嘉元三年（一三〇五）九月二十六日、素服を賜わる。

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「伏見宮記録文書」七十八『龜山院崩御以下記』

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　素服人數
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行仁親王
･････
　　嘉元三年七【ﾏﾏ】月廿六日

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『増鏡』十四「つげの小櫛」

おなじき【嘉元三年九月】廿六日、院（【傍】後宇多）の上御素服たてまつる。･････この御序に、御方々も御素服たてまつる。･････良助法親王、覺雲・順助・慈道・性惠・益性・行仁・性融法親王たち、上達部も、お山の御供したまふ人々、みなもれず。

行圓[法]親王

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行圓と改名。

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德治三年（一三〇八）四月十六日、天台座主覺雲親王より受戒。

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『靑蓮院門跡皇族御傳』「（附弟）行圓親王（號十樂院。俗諱行仁）」

德治三年四月十六日、受戒和上座主覺雲親王。

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元應元年（一三一九）五月、慈道親王［靑蓮院門跡］の弟子として十樂院に入室。

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『靑蓮院門跡皇族御傳』「（附弟）行圓親王（號十樂院。俗諱行仁）」

元應元年五月、入慈道親王室（日來良助親王同宿也）。

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『歴代編年集成』二十六「龜山天皇」皇子「行圓法親王」尻付

十樂院同宿。

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元應三年（一三二一）正月二十八日、大乘院において慈道親王［靑蓮院門跡］より灌頂を受ける。

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『華頂要略』七之五「門主傳」十六「附弟傳」八「入道無品親王（十樂院）諱行圓　始諱行仁」

元應三年正月廿八日、於大乘院隨慈道親王受灌頂。

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『靑蓮院門跡皇族御傳』「（附弟）行圓親王（號十樂院。俗諱行仁）」

元享元年正月廿八日、隨慈道親王受灌頂。

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正慶二年（一三三三）十月二十三日、葛川に參籠する。

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『華頂要略』七之五「門主傳」十六「附弟傳」八「入道無品親王（十樂院）諱行圓　始諱行仁」

正慶二年十月廿三日、葛川參籠（同時聖惠僧正參籠云々）。

●	『稿本龜山天皇實録』九八六～九九〇頁「皇子行圓親王」
●	清水正健『皇族考證』第肆巻三百六十頁