定輔親王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
　　定 ［定輔］

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□ 定輔親王
　
　『續史愚抄』天正十五年十一月十九日甲辰條に、後陽成院の養子、實は誠仁親王（陽光院）の二男で、天正十五年（一五八七）十一月十九日に親王宣下したと見える。
◎ 『續史愚抄』天正十五年十一月十九日甲辰
被行任大臣宣下及小敍位。上卿勸修寺大納言（晴豐）。奉行藏人頭左中將慶親朝臣【中山】。･････ 次今上御養子（實者陽光院第二王。十五歳。大覺寺治定歟）、名字定輔、有親王宣下。上卿・職事等同。
　陽光院の二男は空性親王［大覺寺］であり、その生年は天正元年（一五七三）で、定輔親王の生年と合致する。よって、空性親王と定輔親王は同一人である可能性がある。しかし、空性の親王宣下の日時は文祿二年（一五九三）四月十日であるので、定輔親王と空性法親王とは別人の如くである。『續史愚抄』に錯誤があるか。未考。

　
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更新日時： 2021.03.14.
公開日時： 2006.12.01.
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