弟野王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[弟野]

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弟野王
 
延暦二十五年(八〇六)二月十六日に諸陵頭に任じられた從五位下乙野王と同一人である可能性が高い。
甲本・辛本『類聚國史』巻九十九「職官」四「叙位」四、弘仁元年十一月戊午條には「茅野王」とある。
 
【出自】
 未詳。
 光仁天皇の兄弟の孫にあたる三世王か。
 
【經歴】
七七二年(寶龜三年)生。
卒年より逆算。
從五位下に敍される。
弘仁元年(八一〇)十一月二十二日、嵯峨天皇の大嘗會敍位において從五位下から從五位上に昇敍。
『日本後紀』弘仁元年十一月戊午
宴五位已上、奏雅樂并大歌。・・・・・ 從五位下弟野王、作良王[授]從五位上。
『類聚國史』巻九十九「職官」四「叙位」四、弘仁元年十一月戊午
宴五位已上、奏雅樂并大歌。・・・・・ 從五位下弟野王、作良王[授]從五位上。
弘仁十三年(八二二)十一月一日、朔旦冬至敍位において、從五位上から正五位下に敍される。
『類聚國史』巻九十九「職官」四「叙位」四、弘仁十三年十一月丁巳
朔旦冬至。・・・・・ [授]從五位上弟野王正五位下。
天長四年(八二七)正月二十一日、正五位下から正五位上に敍される。
『類聚國史』巻九十九「職官」四「叙位」四、天長四年正月癸未
[授]正五位下弟野王正五位上。
天長五年(八二八)正月七日、正五位上から從四位下に敍される。
『類聚國史』巻九十九「職官」四「叙位」四、天長五年正月甲子
[授]正五位上弟野王從四位下。
散位頭となる。
天長十年(八三三)二月十八日、卒去。時に散位頭從四位下。時に六十二歳。從二位を贈位される。
『日本紀略』天長十年二月乙亥


 
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公開日時: 2021.10.23.

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