重子女王
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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
重
［重子②］
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○
重子女王
淸和天皇の即位式の
右褰帳女王
位記の誤りにより、いちじ
童子女王
となる。
【出自】
系譜未詳。
二世女王と推定される。
【經歴】
●
天安二年（
八五八
）十一月七日、淸和天皇の即位式において
右褰帳
を勤仕。
◎
『日本三代實録』天安二年十一月七日甲子
天皇即位於大極殿。時年九歳。･････
◎
『日本三代實録』天安二年十一月十一日戊辰
●
天安二年（
八五八
）十一月十一日、褰帳の功により、無位より從四位下に敍される。但し、位記に誤って「童子」と書かれたため、童子女王と改名した状態となる。
◎
『日本三代實録』天安二年十一月十一日戊辰
无位坂子女王、重子女王並授從四位下。是褰御帳之女王也。凡天皇即位之日、擇王氏女有容儀者二人、充褰御帳之職。因而賜爵。他皆效此。
◎
『日本三代實録』貞觀二年五月廿八日丁丑
●
貞觀二年（
八六〇
）五月二十八日、位記の誤記により童子女王と改名した状態となっていたために復名を訴え、それが允許され、本名の「重子」に復名。
◎
『日本三代實録』貞觀二年五月廿八日丁丑
從四位下童子女王、復本名重子。授位告身誤注童子。今有披訴、因而許之。
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公開日時： 2022.01.04.
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