『親王・諸王略傳』大［大伴③］

大伴王

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『親王・諸王略傳』
　　大 [大伴③]

フレームなし

□ 大伴王　オホトモ

【出自】
　和氣王の子女。
　三原王の孫。
　舍人親王の曾孫
　天武天皇四世王

【經歴】

●

天平神護元年（七六五）八月一日の父和氣王の事件に坐して皇籍を削られたと推定される。

『稿本天武天皇實録』四七七頁「皇玄孫大伴王」寶龜二年九月十三日〔按〕

王、是ヨリ先、天平神護元年八月庚申朔、父和氣王誅セラルルノ際、王籍ヲ除カレシナルベシ、

●

寶龜二年（七七一）九月十三日、皇籍に復す。

『續日本紀』寶龜二年九月丙申

和氣王男女大伴王、長岡王、名草王、山階王、采女王竝復屬籍。

●

天應元年（七八一）十一月十五日、無位より從五位下に敍される。

『續日本紀』天應元年十一月己巳

宴五位已上奏雅樂寮樂及大歌於庭。授正四位上大伴宿祢家持從三位。從五位上當麻王正五位下。從五位下調使王、淨原王並從五位上。无位大伴王從五位下。

●

天應二年（七八二）二月七日、大監物となる。

『續日本紀』延暦元年二月庚申

[以]從五位下大伴王爲大監物。

●

延暦二年（七八三）十一月十二日、正親正となる。

『續日本紀』延暦二年十一月乙酉

[以]從五位下大伴王爲正親正。

●

延暦六年（七八七）二月八日、主馬頭となる。

『續日本紀』延暦六年二月癸亥

[以]從五位下大伴王爲主馬頭。

●

延暦八年（七八九）三月十六日、甲斐守となる。

『續日本紀』延暦八年三月戊午

[以]從五位下大伴王爲甲斐守。

【文獻等】

●	『稿本天武天皇實録』四七四～四七五頁「皇玄孫大伴王」
●	竹内理三／山田英雄／平野邦雄編『日本古代人名辭典』第二卷、346頁中「大伴王」(三)

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公開日時：2022.03.11.

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