尊雲


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
  
[尊雲@]

フレームなし


【僧】尊雲
 
 延暦寺寶幢院檢校
 延暦寺蓮實房
 
【出自】
 
惟明親王(高倉院の三宮)の男子。
稿本高倉天皇實録』では、一一五二頁の〔按〕に、
王子尊雲及ビ國尊王ノ年次、不明ナレドモ、今姑ク一代要記ノ系圖ニ從フ、
とあり、兄弟順を、(1) 聖海、(2) 尊雲、(3) 國尊王、とする。
 
【母】
 醍醐に住む入道法師の女子。出家して尼となる。
『明月記』嘉禄二年九月十一日
今後性兼(愚イ)房語云。醍醐座主【聖海】(僧都歟。三宮【惟明親王】御嫡也)母儀尼(彼宮御子息、皆悉此尼所生)、當時在有通卿姉、稱新阿彌陀佛尼之房。件新阿彌陀佛母、證憲【澄憲】法印等之妹也。依此縁、高倉殿嘗被坐彼房。主客居住之人、此尼偏奉仕爲奴僕。件孫王達、以親王後家(雅親卿姉)爲養母。件養母、依惡實母、不懸養。件尼之父入道法師、(【傍注】侍云々)同相具在醍醐云々。彼座主御弟孫王、武士不可出家給由有示申旨、通具卿聞之。内々已可扶持申之由所望云々。爲劉子之名字歟。付視聽、只令痛心宜矣。范文子使祝家祈死。
 
【經歴】
圓長僧正の弟子。
『僧官補任』寶幢院檢校次第「尊雲權大僧都」
貞永元年(一二三二)八月、寶幢院檢校に補される。
『僧官補任』寶幢院檢校次第「尊雲權大僧都」
貞永元年八月補之。治六年。圓長僧正弟子。三品雅明親王【ママ】子。高倉院孫。蓮實房。
大僧都となる。
『一代要記』「第八十高倉天皇」皇子
【惟明親王】






聖 海

法印大僧
都號高桑






尊 雲

大僧


└─


國尊王

大智

    オヤトヨ
─── 大豐王


──┐
  │
┌─────────────────
──┘

└──

ナアキラ 
字明王

實國尊
王子
 
【文獻等】
稿本高倉天皇實録』 一一五一〜一一五二頁 「皇孫尊雲」
清水正健『皇族考證』第肆巻 百七十九頁


 
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公開日時: 2021.07.27.

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