正道王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
　　正 ［正道①］

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□ 正道王
　
【出自】
　淳和天皇の二世孫王。
　恒世親王の一男。
　仁明天皇の子となる。
　
【經歴】
● 八二二年（弘仁十三年）誕生。
※ 卒年より逆算。
● 仁明天皇の子となる。
● 承和四年（八三七）八月二十六日、殿上にて加冠、從四位下に敍される。
◎ 『續日本後紀』承和四年八月丁巳
无位正道王於殿上冠焉。即敍從四位下。正道王者、故中務卿三品恒世親王之子。而後太上天皇【淳和天皇】之孫也。後太上天皇殊鍾愛、令天皇【仁明天皇】爲子、毎陪殿上。因有此敍。
● 承和六年（八三九）閏正月二日、侍從となる。
◎ 『續日本後紀』承和六年閏正月乙酉
天皇朝覲[先]太上天皇【嵯峨天皇】於嵯峨院。是日、以正四位下源朝臣融、從四位下正道王、並爲侍從。賜扈從群臣祿有差。
● 承和七年（八四〇）正月三十日、武藏守に任じられる。
◎ 『續日本後紀』承和七年正月丁未
[以]從四位下正道王爲武藏守。
● 承和八年（八四一）六月十一日、卒去。二十歳。
◎ 『續日本後紀』承和八年六月庚戌
武藏守從四位下正道王卒。正道王、三品中務卿恒世親王之一男也。縁後太上天皇【淳和天皇】之付屬、今帝【仁明天皇】亦鍾愛、具見於上。去年正月拜武藏守。不終秩而卒。時年廿。
　
【文獻】
● 『稿本淳和天皇實録』二〇九頁「皇孫正道王」

　
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公開日時： 2021.01.25.
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