『親王・諸王略傳』常［常行］

土山武屋は、近衞府の地下官人。土山左將監源武德の男子。母は、上北面の春原朝臣正賢［赤塚肥前守］（儒者、赤塚芸庵）の女子。
●	延寶五年（一六七七）五月二十四日、生。
●	元祿五年（一六九二）十二月十三日、從六位下に敍され、右將曹に任じられる。十六歳。
●	元祿十二年（一六九九）十二月二十八日、從六位上に敍される。二十三歳。
●	寶永二年（一七〇五）十月十日、正六位下に敍され、左將監に轉任する。二十九歳。
●	寶永四年（一七〇七）七月十三日、駿河守を兼任する。
●	寶永五年（一七〇八）二月十六日、主殿首に補される。
●	正德元年（一七一一）五月八日、正六位上に敍される。三十五歳。
●	享保元年（一七一六）十二月二十五日、從五位下に敍される。四十歳。
●	享保十六年（一七三一）十二月二十五日、從五位上に敍される。五十五歳。
●	延享三年（一七四六）正月十一日卒去。七十歳。
※	『地下家傳』十六「近衞府」下「土山源氏」（『地下家傳』八一一頁「武屋武德男／母上北面赤塚芸庵女」）

享保十四年（一七二九）八月二十二日、伊勢臨時奉幣の使王代。

◎	『享保十四年外宮遷宮記』下享保十四年九月七日（『神宮遷宮記』第六巻所收）
◎	國學院大學所藏河越家記録『諸願屆録』「大嘗祭由奉幣使王代拜命願書」
◎	『享保内宮正遷宮諸祭行事記』享保十四年九月四日（『神宮遷宮記』第六巻所收）