時宗王


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『 親 王 ・ 諸 王 略 傳 』
　　時 ［時宗］

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□ 時宗王
　
【出自】
　未詳。
　二世孫王と推定される。
　桓武天皇の孫か。
　
【經歴】
● 承和三年（八三六）正月七日、無位から從四位下に敍される。
◎ 『續日本後紀』承和三年正月丁未
[授]无位時宗王從四位下。
● 承和十四年（八四七）二月十一日、治部大輔となる。
◎ 『續日本後紀』承和十四年二月丁丑
從四位下時宗王爲治部大輔。
● 承和十四年（八四七）五月十日、大學頭となる。
◎ 『續日本後紀』承和十四年五月甲戌
以從四位下時宗[王]爲大學頭云々。
● 嘉祥三年（八五〇）三月二十七日、仁明天皇の初七日にて、善永王らと共に拜志寺使を勤仕する。時に從四位下行大學頭。
◎ 『日本文德天皇實録』嘉祥三年三月乙巳
晏駕之後、初盈七日。仍遣使於近隣七ヶ寺、以修功德。･････ 從四位下[行]大學頭時宗王、從五位下正親正善永王、治【刑】部少輔藤原朝臣關雄、爲拜志寺使。
● 仁壽三年（八五三）正月十六日、相摸守となる。
◎ 『日本文德天皇實録』仁壽三年正月丁未
從四位下時宗王爲相摸守。
● 天安二年（八五八）四月十一日、某大神社に遣わされる。
◎ 『日本文德天皇實録』天安二年四月壬寅
是日、遣從四位下右近衞中將源朝臣興、散位時宗王、從四位上伊豫守春澄朝臣善繩、從五位下右馬助藤原朝臣廣基、陰陽頭從五位上藤原朝臣三藤、散位從五位下源朝臣双、從四位下忠貞王、侍從輔世王、民部大輔藤原朝臣仲統、雅樂頭從五位下源朝臣舒、縫殿頭伴宿禰須賀雄、散位從四位下棟貞王、從五位下源朝臣包、從四位上越中守源朝臣啓、從五位下源朝臣同、高橋朝臣淨野等、於諸大神社。宣命曰。･････
● 天安二年（八五八）九月二十八日、卒去。時に散位從五位下。
◎ 『日本三代實録』天安二年九月廿八日丙戌
散位從五位下時宗王卒。

　
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公開日時： 2021.06.30.
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